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42: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/ 2014/06/26(木) 19:24:49.17 ID:XaEXjAmt0.net
友人の話。

夜中、山裾にある橋を通り掛かった時のことだ。
下の川から、ゴリゴリと何かを擦り付ける重い音がした。
橋の中程で自転車を降り、弱い外灯の光を頼りに目を凝らした。

黒い水の中、頭を突き出した石塊が幾つも、独りでに動いていた。
どれもこれも、とても人が抱えて動かせないような大きい石だ。

手近な小石を拾い上げ、動く大石の上に落としてみた。
小石が当たって硬い音を立てると、どの石もピタッと動きを止めた。
まるで、生き物が辺りの気配を伺っている、そんな印象だった。

やがて石は再び動き始めた。
下の河原に下りるのは少々不気味だったので、それ以上見るのは
止めてそこを離れたのだという。

「え、それだけ?」と尋ねる私に、
「うん、それだけ」とあっさり答える友人だった。

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43: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/ 2014/06/26(木) 19:26:02.91 ID:XaEXjAmt0.net
友人の話。

幼い頃、祖父と二人で山に籠もっていた夜のこと。
炭焼きをしていた祖父の庵へ、キャンプ感覚で遊びに行っていたものらしい。
夕食の片付けを終え、屋内へ戻ろうとしていると、祖父が血相を変えて出て来た。
やおら手に握っていた炭を彼に向かって投げ付ける。

まだ熱い炭は、ビックリして硬直した彼のすぐ頭上を越えていった。
鈍い衝突音と小さな悲鳴が聞こえ、いきなり背後で風が巻き起こる。
悲鳴は明らかに人の声、それも若い女性のものだった。
驚いて振り返ったがバサバサと何か羽ばたくような音がするのみ。
闇の中には何も見えなかった。

ホッとした顔の祖父は、彼を中に引き入れ、直ぐに寝かし付けてしまった。
何を聞いても、口をへの字にして教えてくれなかったらしい。
その後、何故か祖父は山に招いてくれなくなり、彼も何となく行き辛いのだという。

44: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/ 2014/06/26(木) 19:27:15.95 ID:XaEXjAmt0.net
友人の話。

彼の実家にある裏山の奥には、神様が住んでいるのだそうだ。
その御名はカガシサマ。
平安時代の公家みたい衣服を着ているが、首から上は赤楝蛇のそれなのだと。
御丁寧に烏帽子までつけて。
実家ではかなりの昔から目撃されていたらしい。

当初は物の怪扱いされていたそうだが、いつの間にか神様みたいな扱いに変わり、
明治の頭には先祖の一人が小さな祠まで造ったのだという。
しかしこの御先祖様、祀りはしたものの実際に何かを願うことはなかったらしい。

実家に伝わる話では、祠に初めて願掛けした日の夜、カガシ様が夢枕に立ったそうで。
「おお、早速聞き入れていただけましたか」
そう喜ぶ御先祖に向かい、カガシ様は短い文句を口にして消えた。

「小面倒くさいことをわざわざここまで言いに来るな」――と、ただそれだけ。

このため、カガシ様に何かを願うことはしなくなったのだとか。
ただそれでも御先祖様は、祠の手入れを欠かさなかったと聞く。
今の代も、簡単ではあるが祠の世話をしているそうだ。

52: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/26(木) 20:24:16.86 ID:CHfyKzcV0.net
>>44
えええw
せっかく祀ってるのにw

62: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:09:56.67 ID:1cSV/ZlN0.net
>>44
それって、わざわざ祠まで言いに来なくたって聞こえてるよ、ってことだったりして?

47: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/26(木) 19:56:42.35 ID:IXwdfA4z0.net
雷鳥さん、今回も興味深いお話ありがとうございます。

カガシさま、いいですね。
神さまも面倒臭がるとか、ちょっと笑いました。
そして、何も願わなくてもちゃんと祠を守っている皆さんにもほっこり。
また、お話お待ちしております。

64: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:12:32.89 ID:YZIwNUmx0.net
10年ほど前にちょっと危ないアルバイトした時の話
当時は西新宿にあるグレーゾーンな仕事しててそこに出入りしてる人があっち系の人だった
仲良くなってしばらくして日給10万で場所は秘密だけど、タコ部屋があった場所の事務所の片付けをして欲しいって話をされた
一応すでに片付けたらしいんだけど片付けた下っ端がバカだからゴミとかに見られちゃヤバイのがあるかもしれない
だけどその片付けを自分はやりたくないから素人何人か連れてって掃除させると言うのがお仕事の内容

金曜の夜に集合して日曜解散バイト代は口止め料含めて30万って話のいいお小遣い稼ぎだった
待ち合わせ場所に行くと同僚が2人いてドライバー兼監視役1人の系4人で出発だった

行きも途中で30分無意味に止まったりして俺らに時間で距離を測って場所を推測されない様にと色々やってたみたいだ

起きてても後々怖いのでさっさと寝て次の日目が覚めると山奥にいた。
そして山の砂利道を車で進むとゴミの山
産業廃棄物処理場?そんな感じの場所が山の中にあった

仕事自体は楽でまとめられてるゴミを回収したり現地で燃やしたり
昼前には仕事は終わった

その頃には監視役とも仲良くなって、上記のタコ部屋の掃除の掃除だってのを聞いたりこの場所で色々埋めるんだよって怖い話を聞いた
その話はまた別の機会に書くかもだけどまぁ想像の通りの話だった

今回の話はまた違う話。
今までの話は全く関係ないんだけどこんな感じの山奥に行ったんだと思って欲しい。

65: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:21:27.34 ID:YZIwNUmx0.net
仕事が終わって昼飯食べ終わったが帰る気配がない。
話を聞くと場所バレたらダメだから暗くなって出発するまでは動けないらしい
夜までは自由時間だから好きにしてていいぞと言われても何もない山の中
当時の携帯はパケホもないから携帯で時間潰すなんてのもできない

仕方なく涼しい所探そうと周囲を探索する
暗くなる頃までに戻ればどこ行っても良いけど民家は周りにないから行方不明になるなよとだけ言われた
産廃の山は匂いが酷く近くに行くと熱せられた金属のせいなのか暑いので雑木林の中を散歩する
獣道を少し進むと建物の跡と開けた場所があった
何十年のレベル以上の期間放置されたであろう建築物の跡を見るとなんとなくお寺の跡かなと感じた
その場所は涼しく静かで産廃の山の空気で気分が悪かった自分は一息つけると感じたのを覚えてる

電波の入らない携帯をひとしきりいじった後に異変を感じた
うるさい
とてもうるさい
野犬でもいるのだろうか辺りからたくさんの気配と
オーン・・・オーン
と言う鳴き声が聞こえる

さすがに野犬はヤバイな~襲われたらどうしようと考えてたら同僚の一人が来た
同僚は青い顔して開口一番こう言った

「ここヤバくね?」

66: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:24:49.38 ID:ovF3LMQU0.net
日給10万はすげい

67: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:30:40.72 ID:YZIwNUmx0.net
オーン・・・オーン
と鳴き声は辺りにこだまして更に大きくなる
同僚に野犬か熊かと話しかけるとこう言われた
「お前この声地面の下から聞こえてるのわかんない?」

そう言うと同僚は落ちてた木の棒を使って地面を掘り始める
どの位時間が立ったかわからないが俺は狂ったように地面を掘る同僚を見てるしかなかった
そして同僚がブツブツと何か喋ってるのに気付く

「許さねぇ・・・絶対許さねぇ・・・」

同僚はそう言いながら地面を掘る
そして1メートル以上は掘ったと思うんだけど動きを止めた
顔は涙なのか汗なのかわからないがグシャグシャだ

手に持ってた木の棒を捨て今度は手で掘り始める
少しして何かを穴から持って出てきた
それは石でできた仏像か地蔵の頭の様なものだった
ただ表情がおかしい
穏やかな表情ではなく憤怒の表情をした頭を持ち
「許さねぇ・・・絶対に許さねぇ・・・」
とつぶやく同僚
そして石の頭を次々と掘り起こす

俺はそれを見てるしかなかったと言うか、腰が抜けて動けなかった

72: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:39:54.54 ID:YZIwNUmx0.net
9この頭を掘り出し積み上げた同僚はそのまま山の中に消えて行った
俺の目の前にはこの世のものとは思えない表情をした仏像の頭がある
そして気付いた

オーン・・・オーン

鳴き声を出してるのはこの首だと

ふと気づくと日が傾きかけてる
動け動けと自分の足に念じて立ち上がり走りだす

鳴き声が聞こえなくなった頃に産廃の匂いがしてきた
人間の業の匂いだが安心して涙が出てきた
止めてあった車に飛び乗り震えてると監視役と同僚2人がやって来た

「お前6時間もどこ行ってた?」

俺は穴を掘った同僚の話をするが3人共ずっとここにいたと言う
幻覚だったのか夢だったのかはわからない

場所もわからない山奥の産廃場の近く
今もあの頭たちはあの場所にあるんだろうか

73: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:47:57.91 ID:ovF3LMQU0.net
秘密のことなら身内以外にやらせないし
秘密でないなら10万も払わんけどな
薬とかで弱みのあるやつは別だが

74: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:48:29.56 ID:YZIwNUmx0.net
物語調になっちゃったけど10年前に体験した話

バイト代はなんだかんだ言いながらご飯おごってもらっただけで結局もらえなかった
その話を上司にすると1万くれてこれで終わりにした方が良いよって言われたっけ

75: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 01:54:39.51 ID:ovF3LMQU0.net
侠が約束違えちゃいかんな

76: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 02:05:14.99 ID:YZIwNUmx0.net
帰り着いてあちらさんの事務所で報告した時に口約束した奴からもらえって言われた
笑ながらもらえるもんならもらえば良いって言い方だったからまぁ無理だわな
俺らはあの場所わかんないし山のゴミ掃除しただけだからなんの証拠も犯罪性もないから何もできないってわかってたんだろうね
あと俺らの仕事はそこから回ってくるし向こうは俺らを準構成員とか思ってたんじゃないかなと今は思う
仕事中に電話来て新宿中パシリに使われて走り回るとか普通だったしね
大雨の中傘を届けろって言われて行ったのに3時間ラブホの前で待たされたあげくタクシー捕まえて来いって言われたりとかよくわかんないわ
20歳位のヤンキーじゃないけど893な仕事もまともな仕事できないバカ集団だったから色々扱いやすかったんんだと思う
ちなみに募集は普通の求人誌

まぁ違法な事を強要されなかったし機嫌の良い時は小遣いやご飯奢ってくれてた
他にもオカルトな怖い話あるけど山は関係ないからそのうちどこかに書きますわ

99: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/06/27(金) 22:02:38.75 ID:PhF6xGdhO.net
>>76
893って道を外れちゃった人たちだから、オカルトな経験もいろいろしてそう
入れ墨も魔除けの意味なのかな

引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1403468618/

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