14


1: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:27:08.23 ID:Aok2FaA60
その一文だけで読みたくなるようなやつ

4: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:28:30.63 ID:gcIuspdN0
長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思いだしたにちがいない。

5: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:28:54.56 ID:hunFuWfC0
>>4
百年の孤独おつ

9: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:30:46.18 ID:Aok2FaA60
>>4
おお、いいね
いきなりこんな良文読めるとは思わなかった

185: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 08:46:51.87 ID:Z1C8pOx60
>>4
読んでるうちは全然印象残らないけど
こうやってみるとずいぶん感慨深い
関連記事
夏目漱石の言葉がニートの心に突き刺さるんだが・・・・・

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7: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:29:48.36 ID:VRjk1Y9p0
月並みだけど吾輩は猫であるが好き

8: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:30:25.69 ID:JZdHsEtt0
まずコンパスが登場する。彼は気が狂っていた。

14: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:35:06.52 ID:EioO1Fc60
>>8
筒井康隆の虚構船団だっけ

10: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:31:13.62 ID:ctTXT8Fx0
……泣き死ねばいいんだね

16: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:35:17.90 ID:7BXc/HIu0
なにが同じなのだろう。ああ、そうか。彼はすぐわかった。これは、地球の生活と同じなのだ。
いつあらわれるかしれない死。自分で毎日、死の原因を作り出しながら、その瞬間をたぐり寄せている。
ここの銀の玉は小さく、そして気になる。地球のは大がかりで、だれも気にしない。それだけの、ちがいだった。
なんで、いままで、このことに気がつかなかったのだろう。

19: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:37:15.37 ID:Aok2FaA60
>>16
すげえ
読みたくなる

21: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:38:29.77 ID:QZu/84Fli
>>16
あ、これは知ってる
星新一だ

17: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:35:57.39 ID:eRZXADYY0
生れて、すみません

27: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:46:59.45 ID:KhqLpNq40
>>17
「二十世紀旗手」やな

22: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:39:54.99 ID:kh6H44Bu0
死と隣合せに生活している人には、生死の問題よりも、一輪の花の微笑が身に沁みる

23: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:41:27.41 ID:keF8UeNM0
神に問う。信頼は罪なりや

201: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 09:18:45.76 ID:bgMKWe0S0
>>23
人間失格だよな?

24: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:42:00.29 ID:2Si2qf1I0
どこにいるのかは問題ではありません。会いたいか、会いたくないか、それが距離を決めるのよ

60: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:24:11.28 ID:FUPQ9HKji
>>24
森博嗣良いよな

25: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:42:53.03 ID:fsc6RKJB0
「サヨナラの挨拶をして、それから殺して下さるものよ。私もサヨナラの挨拶をして、胸を突き刺していただいたのに」

193: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 09:06:18.16 ID:dl+CM7Ek0
>>25
夜長姫と耳男
何よりも好きな小説だ。ここで見られて嬉しい

26: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:43:05.71 ID:EioO1Fc60
ぼくは、自分の人生のヒーローってことに果たしてなれるのか、 それともヒーローの座は別の人間に明け渡してしまうのか、 それはこの本を読めば、おのずとお分かりだろう。

34: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:53:28.19 ID:cvKBY6up0
コーヒーに不純物を入れることは、コーヒーを冒涜する行為である。

内容には全く関係無いが、ミルクや砂糖を不純物と表現したのがなんか印象に残ってる

89: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:07:45.05 ID:zmmnxBYI0
>>34
森博嗣か

37: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:58:00.35 ID:EioO1Fc60
絶望的なまでに痛ましいのは、私のそばに口リータがいないことではなく、
彼女の声がその和音に加わっていないことなのだと。

38: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:58:10.98 ID:EqyrBjL10
「チキショウ、この世にはきれいなものもありやがるわい」彼は言った。「本当にきれいなものだ。脱線するのは、ぼくたちがみんなバカだからさ。いつも、いつも、すべてを薄汚いエゴのせいにする」
ちょうどそのとき、彼の背後で、フラニーが虚心坦懐に鼻をかんだ。

47: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:05:19.26 ID:Aok2FaA60
>>38
これいいな

39: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 03:58:45.99 ID:QZu/84Fli
じゃあ俺も

清潔なものは必ず汚され、白いシャツは必ず鼠色になる。人々は、残酷にも、この世の中では、新鮮、清潔、真白、などというものが永保ちしないことを知っている。だから大いそぎで、熱狂的にこれを愛し、愛するから忽ち手垢で汚してしまう。

47: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:05:19.26 ID:Aok2FaA60
>>39
三島由紀夫か

56: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:18:45.22 ID:PxEeqdjR0
>>39
奔馬かと思ったら、行動学入門だった
意外と読んだ文章覚えてないんだよな…

52: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:13:48.24 ID:oZuoFtAM0
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった

55: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:17:14.38 ID:jtg+z6oy0
>>52
そこよりもそのちょっと後の鏡のくだりが美し過ぎるんだよなぁ
本文忘れてしまったけど

59: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:24:04.11 ID:h+giV4Ed0
永遠の秘密を認める首肯であった

61: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:27:23.16 ID:Ntjuo6o50
>>59
東野か?

63: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:30:43.16 ID:h+giV4Ed0
>>61
そう
いきなりクライマックスだが

62: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:30:27.42 ID:7b6F8ftW0
真実は残酷というのなら、きっと嘘は優しいのだろう。
だから、優しさは嘘だ。

65: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:32:12.44 ID:P/W/QzOw0
我慢しろ、ぼくらが駆けつけてやる!ぼくらのほうから駆けつけてやる!ぼくらこそは救援隊だ!

クッソかっこいい

67: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:34:14.81 ID:Aok2FaA60
>>65
人間の土地大好きだわ
いいよな

68: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:35:15.92 ID:QZu/84Fli
お前らを甘くみてたわ
読書家多いのな

70: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:38:21.67 ID:P/W/QzOw0
楽しいことばかりじゃないのに、辛いことのほうが多いのに、生きていてくれて本当にありがとう。

これもクッソ熱くてカッコいい
ただ長いのが難点

72: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:41:27.51 ID:PxEeqdjR0
詩人になるためには何か監獄みたいなものの事情に通じている必要がある

74: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:42:48.80 ID:+a2f5IZOO
>>72
タイトル教えてくれ

77: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:45:15.71 ID:PxEeqdjR0
>>74
トーマス・マンの『トニオ・グレエゲル』だよ

79: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:46:25.29 ID:+a2f5IZOO
>>77
ありがとう。マンは手をつけてないから読んでみるよ

78: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:45:40.27 ID:QZu/84Fli
ものがたりの出来不出来に関わらずなんかこうガツンとくる一文ってあるよな
あれに出会うのが読書の最高の喜び

84: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 04:53:48.51 ID:P/W/QzOw0
絶望して諦めるより、もっと簡単に楽になれる方法があるから
希望を信じ続けた方が、ずっと楽なんだ。僕らは、そういう生き物だから

青臭くて好き

90: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:10:48.66 ID:WM0OetQ5O
あたしはあなたで良かったわ。いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ

120: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:38:24.95 ID:3DgG2lSx0
>>90
凄く気になった
買って読むわ

123: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:43:26.31 ID:WM0OetQ5O
>>120
恩田陸のライオンハートです
スルメ味、読めば読むほどって感じ

93: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:12:26.24 ID:XRpHur+20
我々の大方の苦悩は、あり得べき別の人生を夢想することから始まる。自分の可能性という当てにならないものに望みを託すことが諸悪の根元だ。今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない。

102: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:20:32.80 ID:a4uXlNf80
その夢があなたの運命であるあいだは、
あなたは夢に忠実であらねばなりません

104: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:23:19.15 ID:Qbk6iieJ0
このあらすじはワロタ

おれの名前はヴィンセント・ルビオ。ロサンジェルスが根城のケチな私立探偵だ。
つまらない仕事のかたわら、謎の死を瑞げた相棒アーニーの死因 を探っている。
そんなおれを“評議会”がけむたがっているのは承知の上だ
ところでおれは、人間じゃない。
人間の皮をかぶり、人間にまぎれて暮らしているヴェロキラプトル―恐竜だ。
ああ、 それにしても昔はよかった…。
世界中で熱狂の渦を巻き起こした恐竜ハードボイルド。

106: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:26:31.17 ID:WM0OetQ5O
「目の前で、子供が泣いてるとしますよね。銃で誰かに撃たれそうだとしますよね。その時に、正義とは何だろう、とか考えててどうするんですか?助けちゃえばいいんですよ」

107: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:27:07.27 ID:H3Xxfqcy0
ぼくは諸君のために歌おうとしている。すこしは調子がはずれるかもしれないが、とにかく歌うつもりだ。
諸君が泣きごとを言っているひまに、ぼくは歌う。諸君のきたならしい死骸の上で踊ってやる。

108: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:27:23.18 ID:rTCmiFob0
もっとも恋愛の円満に成就した場合は別問題ですが、
万一失恋でもした日には必ず莫迦莫迦しい自己犠牲をするか、
さもなければもっと莫迦莫迦しい復讐的精神を発揮しますよ。
しかもそれを当事者自身は何か英雄的行為のようにうぬ惚れ切ってするのですからね。

111: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:31:09.12 ID:WXRN9URSi
まだ自分では名付けることのできぬ恐怖に襲われた子供の涙をいったい誰が乾かすのか。悲しみにはたして名前はあるのか。この地に落ちた涙は誰が拭き取るのか。硬い柘植の小さな葉に浮かぶ朝露を毎日乾かしているのはどんな神なのか。

115: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:33:31.03 ID:M28tISQn0
「俺は今日からマークスだ! マークス! いい名前だろう!」

124: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:43:37.60 ID:Ntjuo6o50
>>115
マークスの山だな
今読んでんだよ

122: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:41:37.66 ID:Aok2FaA60
こんなに良い文章のある本が世にたくさんあると思うとワクワクするけど途方も無い気分になるな
1冊読むのに時間かかるんだよなあ俺

126: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:45:28.09 ID:wERvl6DE0
>>122
死ぬまで暇になれないと考えればいいだろ
速読できるやつでも文庫本だけでさえ全部読めるわけじゃないし

129: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:47:54.25 ID:rTCmiFob0
美しい眼、美しい手、美しい髪、
どうして俗悪なこの世の中に、こんなきれいな娘がいるかとすぐ思った。
誰の細君になるのだろう、誰の腕に巻かれるのであろうと思うと、
たまらなく口惜しく情けなくなってその結婚の日はいつだか知らぬが、
その日は呪うべき日だと思った。

133: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:51:36.26 ID:WM0OetQ5O
>>129さん教えてください

男目線での思考とか意見の文章を書かれると興味惹かれちゃうわ…

134: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:53:45.50 ID:rTCmiFob0
>>133
少女病 田山花袋

131: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:50:00.69 ID:a86pet9u0
川走、イブとアダム礼杯亭を過ぎ、く寝る岸辺から輪ん曲湾へ、今も度失せぬ(こんもどうせぬ)巡り路を媚行し、巡り戻るは栄地四囲委蛇(えいちしいいい)たるホウス城とその周円。

135: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:55:25.96 ID:WM0OetQ5O
蒲団の人か、言われてみればそこはかとなくそんな感じがする

137: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 05:57:28.07 ID:8W+eLojq0
ぼくは病んだ人間だ……ぼくは意地の悪い人間だ。およそ人好きのしない男だ。ぼくの考えでは、これは肝臓が悪いのだと思う。

138: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:03:04.20 ID:WM0OetQ5O
そうやって、賢いフリをして、何が楽しいんですか。この国の大半の人間たちはね、馬鹿を見ることを恐れて、何もしないじゃないですか。馬鹿を見ることを死ぬほど恐れてる、馬鹿ばっかりですよ

141: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:04:45.26 ID:Ntjuo6o50
>>138
砂漠か
あれはおもしろかったわ

143: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:09:38.67 ID:WM0OetQ5O
>>141
面白かったよね、伊坂さんってだけで読まず嫌いする人もいるけど個人的にあれは感銘受けた

145: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:12:56.09 ID:Ntjuo6o50
>>143
ああいう学生生活を送ってみたかったと思ったもんだ
伊坂は死神の精度も面白かったしほぼ全部読んだわ

「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」

139: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:03:24.58 ID:WXRN9URSi
若い人の清純な心中が、忽ち伝説として流布され、「恋愛の永遠性」や「精神の勝利」の
証左にされるのは、少なくともこのやうな架空の幻影のために彼らが身命を賭したといふ
誠実さの証拠にはなる。といふのは、「恋愛の永遠性」や「精神の勝利」なるものは、
生きてゐようが、自殺してみようが、心中してみようが、青春といふ肉体的状態にとつては
不可能な文字なのであつて、青春のあらゆる特質と矛盾する性質のものであるから、
それゆゑに、さういふものは美しいのである。

三島由紀夫、心中論

143: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:09:38.67 ID:WM0OetQ5O
>>139
言い得て妙なりだなぁ
昔の人は物凄く考えて、頭の中で考えたそれらをきちんと言語化できてるんだからすごい。

140: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:03:53.82 ID:OSkiPvbV0
朝から話をはじめよう。すべてよき物語は朝の薄明の中から出現するものだから。

144: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:12:24.39 ID:oVvdNe7t0
しかし、それは嘘だ。彼女の心の奥の奥には、もっと違った、もっと恐ろしい考えが存在していなかったであろうか。
彼女は、彼女の夫をほんとうの生きた屍にしてしまいたかったのではないか。
完全な肉ゴマに化してしまいたかったのではないか。
胴体だけの触感のほかには、五官をまったく失った一個の生きものにしてしまいたかったのではないか。
不具者の全身のうちで、眼だけがわずかに人間のおもかげをとどめていた。
それが残っていては、何かしら完全でないような気がしたのだ。
ほんとうの彼女の肉ゴマではないような気がしたのだ。

147: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:16:21.72 ID:EioO1Fc60
>>144
これ乱歩の芋虫だっけ

149: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:18:18.02 ID:FRB5/2HU0
小夜だった。
何ひとつ変わっていない、あの少女だった。
変わったものがあるとすれば―それはその眸に映っているであろう零の姿だけだった。
何かに駆り立てられ、苛立ち、叫び続けていた高校生が、様々なことを諦め、
受け入れることによって変わり果てた姿が間違いなくそこにある筈だった。

156: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:25:22.64 ID:Zenj/5Bv0
私たちは、氷砂糖を欲しいくらい持たないでも、綺麗に透き通った風を食べ、桃色の美しい朝の日光を飲むことができます。

161: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:41:56.99 ID:/MIm8CMd0
当時、私には一日一日が晩年であった。
恋をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであった。それより以前には、私の左の横顔だけを見せつけ、私のおとこを売ろうとあせり、相手が一分間でもためらったが最後、たちまち私はきりきり舞いをはじめて、疾風のごとく逃げ失せる。
けれども私は、そのころすべてにだらしなくなっていて、ほとんど私の身にくっついてしまったかのようにも思われていたその賢明な、怪我の少い身構えの法をさえ持ち堪たえることができず、謂わば手放しで、節度のない恋をした。

165: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 06:55:39.08 ID:0efS8Yft0
「『…トンネルを抜けるとそこは雪国だった』は誤りである。川端は『そこは』なんて無駄な言葉は使わない。」

最初読んだ時はっとしたわ

183: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 08:46:05.49 ID:/b0W6YNa0
「おまえらの考えてることは、よう分っとる。安夫をぶちのめそうというのやろ。
そやけどなァ、そんなことをしても仕様がないことや。阿呆は阿呆でほっとくのや。
新治も辛かろうが、我慢が肝腎や。魚を釣るには辛抱せないかん。今にきっとよくなる。
正しいものが、黙っていても必定勝つのや。照爺は阿呆やない。正しいものと正しくないものとの、
見分けがつかん筈がない。安夫はほっておけ。正しいものが結局強いのやよって」

本編読んでないとなんのこっちゃ分からんと思うが、心底グッときた

188: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 08:53:53.58 ID:Q+BVu5VM0
苦しく難しい決断になると、自分で決めない…そうやって流され流され生きてきた…
その弱さがこの土壇場で出た…この結果は言うならば必然…これまでのオレの人生のツケ…!

195: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 09:10:36.25 ID:5OnEgBKB0
               
.               花は毎年同じように咲きますが
.               その花を見る人は、毎年変わります。永劫同じ人が見続けることは叶いません。

196: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 09:11:10.03 ID:p4XTC8an0
「面白いね。それはジョーク?」
「面白いものは、ジョークです」
「ねえ、シータはどんな人が好き?」
「シータとは、あなたと私の関係です」
「どんな人を好きになりたい?」
「どんな人を好きになりたいですか?」
「やっぱり、ちゃんと相手をしてくれて、ちゃんと話を聞いてくれる人が良いな」
「その関係は、シータです」

198: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 09:12:54.57 ID:dl+CM7Ek0
こんな夢を見た
に勝る一文目の求心力を知らない。
川上弘美と内田百閒も追随しているとおもう

199: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 09:14:10.02 ID:5nisIAMk0
入院中の優男を見舞いに来たちょいキツメのお姉さんの台詞

「トドメを刺しに来た」

203: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 09:42:29.37 ID:CU1PbZd8O
一文ではなく一台詞だが
「おれたちも、ゴーストの夢から覚め確かに現実なのだろうかと考えた。そしてゴーストはおれたちになにをさせようとしているのか、あるいはゴーストはおれたちになにをさせまいとしているのかと考えた。
けれども、そんなことを考えても無駄だということにやがてみんな気づく。それがどこであれ、結局おれたちはなにかをしなければならないのだ」
なお、小説そのものがゴーストと化しているもよう

205: 名無しさん 投稿日:2013/11/09(土) 10:05:02.74 ID:QzFq+CCv0
それからまた、びいどろという色硝子で鯛や花を打ち出してあるおはじきが好きになったし、南京玉が好きになった。
またそれを嘗めてみるのが私にとってなんともいえない享楽だったのだ。
あのびいどろの味ほど幽かな涼しい味があるものか。
私は幼い時よくそれを口に入れては父母に叱られたものだが、
その幼時のあまい記憶が大きくなって落ち魄れた私に蘇えってくる故だろうか、
まったくあの味には幽かな爽やかななんとなく詩美と言ったような味覚が漂って来る。

注目記事 (*゚∀゚)

大分麦焼酎 二階堂のCMの言葉名言すぎワロタwwwwwww

生臭坊主から聞いたありがたい?お言葉

何気ないけど凄い名言なセリフ

どんな名言でも名前に(40代・無職)をつけると駄目人間になるwwwwww

勇気が出る言葉を貼ってく
http://www.logsoku.com/r/2ch.net/news4vip/1383935228/

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