薄暗い道路

68: 名無しさん 2013/12/25(水) 20:08:31.25 ID:5UaHI/Q80
知り合いの話。

彼の実家は山間で稲作を営んでおり、毎年刈り入れ時期には手伝いに向かうのだという。

籾殻を溜めておく一角で作業をしていると、動く物が目に入った。
今積み上げたばかりの籾殻の山、その表面がスッと盛り上がって走り出す。
少し浅い位置を何かが滑りながら移動しているかのような、そんな印象を受けた。

手にしたスコップで攫ってみる。
確かに動いていた部分を掬い取った筈なのに、籾殻の中には何も確認できなかった。
いつまでもそれに掛かり切る訳にもいかず、気にしないことにした。

その夜、実家の者に籾庫で見たモノのことを話してみた。
家族の話によると、収穫の頃によく見られるが、正体はわからないということらしい。
実家ではアレを昔から“ワニ”と呼んでいるのだという。
ワニとは鮫のことだ。

「成る程、確かに籾の海を泳いでいるようなイメージだったな」
聞いてからそう感心したそうだ。

78: 名無しさん 2013/12/26(木) 09:49:58.84 ID:H3xq2UU80
>>68
もし、「何だろう?」と思って指を突っ込んだりしたら....
((;゚Д゚)ガクガクブルブル


69: 名無しさん 2013/12/25(水) 20:09:49.35 ID:5UaHI/Q80
友人の話。

キャンプ場で一緒になった登山者から、こんな話を聞いたという。
「その昔、ここいらの山には化け物が出たって言われてたんだ。
 山道を歩いていると、いきなり足が地面に縫い付けられたようになって、
 もんどり打って転けてしまう。
 何だ何だ?と足下を確認すると、いつの間にか草履に太い釘が打ち込まれていて、
 しっかりと大地に固定されているんだと」

「『槌お化け』と呼ばれたその化け物は、誰にも姿を見せたことがないんだって。
 今は出たっていう話なんか聞かないけどね。
 昔の草履と、最新の登山靴とじゃ、勝手が違うんだろうさ」

そう聞かされて、一緒になって笑ったが、ちょっとだけ気になることがあった。

「そこのキャンプ場でテントを張るとね、ペグが何本か、がっつりと頭まで
 土の中に埋まっていることが時々あるんだ。
 誰かの悪戯だと思ってたんだけど、この話を聞いてから、嬉しそうに槌を振るって
 ペグを打ち込んでいるお化けの姿を想像しちゃって……」
彼はそう言って苦笑した。

70: 名無しさん 2013/12/25(水) 20:11:34.55 ID:5UaHI/Q80
先輩の話。


秋口の山に、単独で入っていた時のこと。
そろそろ寝ようかと、まだ新品だった一人用テントの中でシュラフを広げていると、
背後で聞き慣れた音がした。


放屁の音だった。
しかしその時、先輩は屁などしていない。
仰天している内に、やがてゆっくりと、しかし確実に、厭な臭いが迫ってきた。

「どこのどいつだ、俺のテントで屁をこきやがったのはっ!?」
我に返ると逆上してしまい、テントから勢いよく飛び出すと、中に風を送り込んだり、
周りの闇に向かって威嚇の声を上げたり、地面を転げ回ったりしたという。

「それ以上、変なことは起こらなかったけどな。
 でもあの時の犯人、絶対に芋か牛蒡食ってたぜ、腹立つわ~!」
一発でいいから殴ってやりたかったと言う先輩の目は、正直怖かった。

71: 名無しさん 2013/12/25(水) 20:33:43.33 ID:AYXgDK4S0
知り合いの老ハンターから聞いた話

その地方には咲田という老マタギが昭和の初めまで生きていて、
生前からすでに伝説的な存在だった

咲田は旧式の単発式散弾銃を狩りに使用していたが、散弾では手におえない獲物に出会うと
おもむろに寝ころび、あらかじめ布を裂いてすぐに露出できるようにしてある肛 に
これもかねて用意の尖り石を詰め、
強烈な屁力でそれを噴出して相手を倒した

猪はおろか熊までもその肛 弾で仕留めたという逸話が残っている
ただ、ときどき力を込めすぎるあまりに実まで出してしまうことがあり
山から帰ってきた咲田のそばに寄るとぷうんと異臭がすることがあった

そのため山仲間だけでなく里の者までが咲田のことを
臭(くさ)咲田と呼んだが本人はその綽名を嫌っていた
その咲田も猿の群れと戦ったとき、ついに尖り石の屁弾が尽き殺されてしまった
発見された咲田の遺骸の尻には太い松の枝が深々と突き刺さっていたという

150: 名無しさん 2014/01/06(月) 18:25:50.60 ID:x0qrZhc90
知り合いの話。

彼は高山植物の写真撮影を趣味としている。
その年も、とある花を撮りに出掛けたのだという。
予定通りに撮影を済ませ無事に帰宅したのだが、現像した写真の中に
おかしな画像が一枚あった。

愛用のカメラを抱え、地面に腹這いになっている自分が写っている写真。

彼の服装と撮っている植物の種類から判断すると、間違いなくあの日、
あの山に登った時の写真だ。
山に登ったのは彼一人。このカメラに触ったのも彼一人。
一体、この写真は誰が撮影したというのか。

気持ち悪いので、そのネガは処分してしまったそうだ。

151: 名無しさん 2014/01/06(月) 18:26:22.99 ID:x0qrZhc90
友人の話。

深い山を歩いていた時のこと。
熊笹を掻き分けていると、小さな広場に出た。
石畳を何枚も敷き詰めてあり、此処だけ草が生えていない。
その上の至る所に、小石を積み上げた山がある。

「あ、ここってもしかして、賽の河原か」
そう思ったが、しかし考えてみると色々おかしい。

ここは普通の人はまず来ない山奥だ。
一体誰が石を積んだのだ?
敷いてある結構な数の石畳は、何処からどうやって持ってきた?
近くに石場など無いし、これ一枚でもかなりの重量がある筈だが。
人の手が加わっているのは間違いないが、それならば賽の河原に
付き物の地蔵が置かれていないのが不自然だ。

どうにも足を踏み入れる気になれず、そこから離れることにした。
数日後、帰りにもそこを通り掛かったので、もう一度覗いてみる。

積み上げられた小石が、その位置と数を変えていた。
誰かが丁寧に積み直したかのように。

やはり足は踏み入れずに、さっさとそこを後にしたのだという。

152: 名無しさん 2014/01/06(月) 18:27:08.33 ID:x0qrZhc90
友人の話。

彼が幼い娘さんをドライブに連れて行った時のことだ。
山頂に造られた公園に車を停め、そこの遊具で遊んでいた。
夕方になり、そろそろ帰ろうかと考え始めた頃合。

先程まで近くにいた筈の娘がいない。
辺りを見回すと、公園の外れで見覚えある小さな姿がしゃがんでいた。
そこにある石碑の前で、何やら地面に落書きしている様子だ。
「帰るぞー」近よりながら、そう声を掛ける。

娘は立ち上がると、石碑に話し掛けた。
「また今度遊ぼうね!」

飛び付いてきた娘を抱き上げ「誰に挨拶したの?」と尋ねる。
「あそこにいる子たち!」
娘がそう嬉しそうに指差した碑の前には、誰の姿も見えなかった。

「父さん見えないの? ほら、みんな手を振ってるよ」
そんなことを言われても、やはり彼には何も見えない。
しかし娘は石碑に向かい、元気良く手を振り続けている。
娘さんを抱いたまま、逃げるようにそこを後にしたという。

気になったので、後で少し調べてみた。
その石碑のあった付近は、整備される前は無縁墓地だったらしい。
「だからね、あれ以来あそこには連れて行ってないんだ。
 神経質だとは思うんだけど、父親としてはね」
そう言って彼は苦笑していた。

155: 名無しさん 2014/01/06(月) 18:57:24.51 ID:viv0qRmr0

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引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part72∧∧