樹林帯

147: 名無しさん 2012/04/12(木) 01:58:44.21 ID:6sMAkVdDO
実家が林業なもんで、セコの話なんてのは色々よく聞いたな

うちの親父が山の中を歩いていると、ガシャンガシャンとかガランガランという金属を叩く音が聞こえてきたそうな
音のする方に歩いて行っても距離は縮まらず、ある程度歩いたところでピタッと音が止み「ああ、これはセコだな」と気付いて踵を返した

とかね
実家がセコのルートに建っているから色々あったり、爺さんの親戚が無茶やって祟られたり、知人が怪我を負わされた、みたいな話なんかもある

150: 名無しさん 2012/04/12(木) 07:17:35.72 ID:LcGo6WJb0
>>147
「セコ」って勢子の妖怪なのかな?

【勢子】《「せご」とも》
狩猟の場で、鳥獣を追い出したり、他へ逃げるのを防いだりする役目の人。狩子(かりこ)。

[ 大辞泉 提供: JapanKnowledge ]


152: 名無しさん 2012/04/12(木) 08:13:28.43 ID:uQMZX4zl0
ああ あれ、セコっていうのか!
知らない妖怪?だわ。
なんか嬉しかったから全っ然怖くなくて申し訳ないけど投下させて欲しい。

肝試しというか、廃墟マニアな為、廃村群を見に秩父山中のある場所を目指したが、
こちら関西の人間で全く土地勘がないくせに神奈川中心を昼過ぎに出発した上何度も迷った。

なので目的地に着いた時は夜だった。
何時頃だったかな、夏だったから確実に21時は超えてた。
半端なく暗い。
むしろ闇そのもの。

山に囲まれた田舎育ちの自分は夜の山の圧迫感に近いその暗さを知っているけど、そんな時間に山そのものには入ったことなんか一度もない。

懐中電灯を同行者とそれぞれ持って下車し、探索開始。
昼には着く予定(明らかに色々間違ってる)だったから、
視界が悪くて廃村どころか廃屋の一つすらなかなか見けられない。

同行者は都会生まれの都会育ちなので、何度もライトを消しては山の迫るような真っ暗闇にビビりながらも喜び混じりに驚嘆してた。

山道は一応誰も通らなくなって久しいのが分かるもアスファルトが敷いてあってグニャグニャ登って行った。

153: 名無しさん 2012/04/12(木) 08:14:10.20 ID:uQMZX4zl0
ふと、ある場所を通過した時に真横の切り立った高い山壁の上からガランガランという金属音が聞こえた。
見上げても外灯ひとつなく、同じような明かりを持った動きも見当たらない林の中からしている。でも誰か(地元民?)いるかもしれないので、
とりあえずスルー。

歩いていた道の先が明らかに収穫なかったので引き返すと、同じ場所で同じく、上の真っ暗闇の林から
ガランガラン、ガラガラ…カラカラカラ…

叩くというより、飯盒を打ち震わせたり、
大きなシャベルを引き摺る音に似てる。断続的。
音量はあまり大きくない。しかし静かな夜の山中だからよく聞こえる。

流石にしつこいし不思議に思ったし、人だと嫌だから
同行者と黙って通過し離れてから、立ち止まり全部話した。
「そんなの聞こえたっけ?」

自分は、秩父山中で遺体が、とかよく聞いた記憶から、
誰かがそういうお仕事中だと違う意味で怖いし、騒ぎたくもない。

でも自分だけだと後味悪いから、同行者に聞かせる為にその場所にライトの頭を手で覆い隠しながら引き返した。
やっぱり聞こえる。

同行者も小さな声で「ほんとだ、聞こえる」
音は同じ場所のかなり狭い範囲を往復しているみたいだった。
山の夜の真っ暗闇の中に、かなりの長時間、一定箇所で途切れ途切れに金属音。

近付こうにもそこに到る道が見る範囲ではない。
じっと聞いてて何か(人でも人外でも)が来たら嫌なので、そのままそのルートは抜けた。

154: 名無しさん 2012/04/12(木) 08:20:19.95 ID:uQMZX4zl0
後から、あれは何だったのか?という話になって、
地元民が何かしてた、獣が罠に掛かって獣を報せる仕掛けにぶつかっていた、危ない人の危ないお仕事中、
風でゴミか 見えなかったけど作業小屋みたいなのがあってそこに掛けてある道具が鳴っていた等
諸説を出し合ったが、どれもしっくり来なかった。

というか無風でいくら山中でも動きまわっていたので馬鹿暑かったのを覚えている。
ちなみに同行者は比喩する音の源(自分だと飯盒やシャベル)が全然違った。謎。

セコをよく知らないんだけど、山の怪としては有名なの?

155: 名無しさん 2012/04/12(木) 09:25:08.75 ID:PFBpBSyFO
それの正体が、妖怪か幽霊かそれとも現実的な理由かはわからんけど
あるいは山の残存思念みたいなものかもしれんね。

かつて山に鳴り響いた勢子たちの鳴らした音。その古い記憶を山が時折思い出しているのかも。

ただ勢子って、殿様とか偉い人達の狩猟で使ってた印象あるけど、どうなんだろ。

181: 名無しさん 2012/04/14(土) 12:25:36.63 ID:tWUpvCl00
>>155
猟で生計立ててる職業猟師はいないし,趣味の猟師が多い
大人数の時には初心者猟師の実地訓練の事もある
地元で猟銃持ってないけど山の案内係,犬の回収係=勢子

趣味猟師だと山を読めない,犬を使い捨てる,地元民を下に見るヤツもいる
同級生Aが勢子した時に「女が山に入ったから獲物無しだ!!」と逆ギレ
見切りが出来ず,無駄に山歩きしてしまい三日間で獲物0

「ウチのワンコ達が兎獲って帰って来てたけど…おじさんにあげようか?」
暇を持て余した犬達は暇つぶしに野兎等を獲って来てたそうな

猟の下手な殿様には獲物を前準備したり,他人の獲物でも「殿様スゲェ!!」
おだてなきゃ勢子が殺されたりしたそうなので
非業な死を迎えた勢子が未だに追い込みをしてるのではないかと思う

253: 名無しさん 2012/04/17(火) 08:22:15.14 ID:ziXuWH4o0
>>181
いや・・・殿様のお狩りの時は、先に捕まえておいた獲物を放して
「殿、獲物でございますぞ」とやったらしいから、捕れない事の方がまれかと

ちなみに、殿様最高の狩りとされる「鷹狩り」の場合、まず鳥見役が
狩り場で、鴨や雉や鶴などを飼い付けて慣らせておいたらしい、
ごんべが種まきゃ烏がほじくる、という「ごんべいさん」は実は百姓ではなく
この鷹狩り用の鳥を飼いつける役人で、鳥の餌を撒くと烏が取りに来る

かといって毎回烏を追い払っていたら、他の鳥も寄ってこない
なので、これには「ごんべが種まきゃ烏がほじくる(三度に一度は追わねばならぬ)」

と続く、でまぁその飼いつけた狩り場に行って、慣れて逃げない鳥や
あらかじめ捕らえておいて、殿様の見えないところから殿様の前に鳥を放して
殿様が、渡された鷹を放すと、鷹がその鳥を捕まえて「殿、お見事でございます」

という話になる、鶴などは餌付けをしていると、情が移ってしまい、鷹に殺されるのを
鳥見役が泣いてみていた、という話もある。

159: 名無しさん 2012/04/12(木) 17:03:20.91 ID:6sMAkVdDO
セコの語源は勢子だろうね
狩猟で獲物を追い立てる時に「ほーい、ほーい」と叫んだり金属を叩いたりしたのを真似るんだよ
実家の辺りではセコは川に下ってカッパとかガラッパとかになる、って言われてる

そのセコが往復するルートに実家があるから、今もたまに家鳴りがするっぽい
つい最近は、庭で犬が狂ったように吠えてるからおかしいなと思って外を見ると、風呂のボイラーが独りでに動いていたらしい

空焚きだったから下手すりゃ火事になってたかもね、ってな話があった

164: 名無しさん 2012/04/13(金) 01:44:21.11 ID:8BEMv03EO
>>159
ボイラーが庭を勝手に独りでトコトコ歩いてるのを想像してしまたw

901: 名無しさん 2012/05/20(日) 21:42:47.00 ID:NYfVEo5FO
>>159
犬賢いな

165: 名無しさん 2012/04/13(金) 03:35:05.69 ID:SQgynUOb0
ちょw
風呂のボイラーが独りでに動くって、恐ろしすぎ!

セコはそんなに悪意のある妖怪なのか?

>>155が書いてる「山が、賑やかだった昔を思い出している」
みたいに牧歌的なモノノケだと思いたいw

168: 名無しさん 2012/04/13(金) 06:45:11.62 ID:1DlnFkf9O
>>165
もひとつ言っておくと、うちの実家はそのセコが川から山に上がるルートの途中にあるらしいんだよ

で、ちょっと離れたところに作業小屋があるんだけど、そこの裏側に祭壇というほどのものではないにせよ、たまに御神酒とか榊なんかを捧げる場所がある

崖と小屋との間にある薄暗い小さな空間で、薄暗くて常日頃から気味が悪いと思っていた場所なんだけど、家の風呂が壊れた頃に、人目につかないという理由からかそこに風呂を作ったんだよね

犬が半狂乱になって騒ぐから、すわ何事か、ということになって気付いたらしい
犬には感謝だよ

166: 名無しさん 2012/04/13(金) 06:28:18.05 ID:1DlnFkf9O
>>165
ガシャンガシャン音が鳴るところに立ち塞がるように長居したとか、そっちに小便したとかいう人が濡れた荒縄で全身を叩かれたような感じになって酷かった、みたいな話もある

171: 名無しさん 2012/04/13(金) 09:28:23.45 ID:09FeKEF50
>>166
そっかそっか。山の深みに迷い込んで危険ってことなのかもね。
山菜取りみたいだなあ。

田舎だと地区に数人いるよね。山菜取りで行方不明。
ばあちゃんが言うに、舞茸の大株がたくさんある特別な場所があって、
取りすぎると足が埋まって戻ってこれなくなるって。

大事なものはちょっとずつの精神なんだろうけどね。
山から戻ってこない→ああ、あの人は欲張りだったからね・・・みたいな流れで噂になるって。

174: 名無しさん 2012/04/14(土) 07:42:43.85 ID:8d0ZHjhi0
>>171
地区に数人、山菜採りで行方不明ってどんだけのんきなのよ
徘徊老人が一人居なくなっても山狩りするのが普通だろ

176: 名無しさん 2012/04/14(土) 09:14:41.79 ID:nTYHvwER0
>>174
山狩りして見つかるなんて稀だよ
警察がせいぜい3回ぐらい捜索して打ち切りだ

178: 名無しさん 2012/04/14(土) 11:20:19.45 ID:KhIYmkowO
>>176
消防団は一週間くらい捜すよ
なんで迷うか不思議ではある
思考がアレになるのかな?

180: 名無しさん 2012/04/14(土) 11:55:54.52 ID:l+lNpMyX0
>>178
山は簡単に迷うよ
前なんかの番組で実験してたけど、知らないルートに入り込むと、まずまともに帰れなくなる

191: 名無しさん 2012/04/15(日) 00:58:13.75 ID:KnZRy55X0
>>180
ほんとに簡単に迷うね。
すぐ下に集落や道が通ってる低い山でもありうる。

城跡探索が趣味で山に入ることもあり、基本山道・獣道を登るんだけど、行きはいいんだけど問題は帰り、疲れて息が上がってて道の分岐点を一つでも間違うとしばらく行ってからあれっとなりあわてて引き返してこっちだったっけとなりまた違うルートへ…

そうこうしてるうちに夕方になろうもんならいよいよ焦って冷静な判断ができなくなる。
どうしてもだめなら携帯で助けを呼ぶことも考えたが、趣味でこんな低い山にわざわざ入って助けを求めるのも気がひける。

とっくに道から外れ、こうなったら直に降りるしかないと藪漕ぎしたが段々傾斜がきつくなり断念。

結局一旦落ち着いて持っていた地図(縄張り図)を見返して道に戻り、分岐点をよく確認しつつ下山出来た。

手入れされた登山道などと違って標識もないし目印になる物も少ない、上方しか眺望が開けていないし周りは藪と木ばかりで位置が掴みにくい。

藪漕ぎしててその先が崖だったら気付かずに滑落してたかも。

179: 名無しさん 2012/04/14(土) 11:34:12.67 ID:nTYHvwER0
>>178
目の前の山菜に夢中になって、気付いた時には見たことない景色のなかにポツンと一人、
パニックになり滑落とかもあるらしい。

山菜取りは一人で行くなとかいうけど、自分だけのポイントを知られたくないから、
どうしても一人でこっそり行くようになるんだよね。

それと、なんでこんな変哲もない場所で、山菜取り名人が亡くなったのか!という場所もある。

182: 名無しさん 2012/04/14(土) 16:56:15.10 ID:vXeRUn2w0
>>179
実話系怪談本だか漫画だったかで、知り合いのお祖父さんがキノコ取りの名人で、
ってのがあったよ。とてもいいポイントを知っていたお祖父さんだったけど、身内にも
絶対にそのポイントは秘密にしていて、山に行くときは必ず一人きり。危ないからと
家族が止めても誰も連れて行かず、キノコ取りが大好きなので山に行くのもやめない。

で、ある秋、山に行ってとうとう帰って来なかった。必死で探したものの、なにせ
行った先がよく分からないから探しきれず、行方不明のまま、恐らくは遭難死したものと
思われた。

しかし、その後、お祖父さんが帰らなかったとおぼしき山では、キノコ採りに入った
人がお祖父さんそっくりの容貌の老人に脅された追い返された、という事件が時たま
起こるようになり、家族はそのたび「その周囲にお祖父さんがいるのかも!」と
捜索に行くように。

が、どうもお祖父さん、複数のポイントを警戒しているようで、数年経ってもまだ
発見できない状態のまま、山に入ってそれと知らずにポイントに近づく人々が
脅かされ続けている、という話。ご家族が「もういい加減、帰ってきてよお祖父ちゃん!」と
泣く下りが気の毒だった。

187: 名無しさん 2012/04/14(土) 23:04:21.45 ID:MzKMivN10
>>182
それ、もうお祖父ちゃんの本体じゃなくて、妄執というか妄念、執着だか残留思念だかなんじゃ…

201: 名無しさん 2012/04/15(日) 14:38:33.70 ID:wiD3vVXn0
>>187
行方不明の間に最低でも季節が一巡りはしてるようなので、恐らくはそういう事かと。
ご家族の「帰ってきてよ」というのは、つまりご遺体だけでも回収したいという…。
出没されてたら、ご家族も諦めつかなかろうなぁ。

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