霧のでる登山道

67: 名無しさん 2009/05/01(金) 16:19:59 ID:nupKAOZT0
豚切り

天気がいいので大学の友達とそいつの地元の山にちょっと登ってきた

木陰で暗いくらいだったが、意外と急なこともありあっというまに汗だくに
もうすぐ頂上というところで後ろから「ほー、ほー」という男の声が
呼ばれてるのかと振り返るが、後ろには誰もいない

しばらく歩くとまた声がするが、やはり誰もいなかった
鳥かと一瞬思ったが、あきらかに中年男性のような声

「なあ、さっきから変な声がしねえ?w」
と先を歩く友人に言うと、そいつは歩きながら器用にバックをあさると
アルミホイルに包まれたおにぎりを取り出し後ろに投げた
すると「ほっほっほー」みたいな声がして、それ以降声は聞こえなくなった

友人にあれはなんだと聞いてもよくは知らないと言われた
地元の習慣で声がついてくるときは食べ物を投げるらしい
ちなみに友人はその声が聞こえていなかったらしい

なんだか釈然としなかったが、とりあえず山頂で食べた梅おにぎりは美味しかった
あと帰り道で海苔を先に巻くか、後に巻くかで大議論した
先に巻いた方が御飯に味がなじんで美味しいと思うんだけどな・・・


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77: 名無しさん 2009/05/01(金) 21:28:38 ID:isVUJGjj0
>>67
山で食べるおにぎりの美味しさは異常

103: 名無しさん 2009/05/02(土) 23:55:48 ID:I4+LITTX0
>>67 
体験談ではなく民話で恐縮だが、「ほー、ほー」の声で思いあたるハナシがある。

 江戸時代の頃。とある村の若者達は、冬の間、丹波の奥へ木びきに雇われて行っていたそうな。
 木びきたちの小屋の外で、夜になるときまって「ホー、ホー」という呼び声がきこえてきたそうな。
 ふくろうの声かと思うとそうでもなく、もっとずしりと重く背中が寒くなるような声なのだそうだ。

 もし、その声のまねをして「ホー、ホー」とやると、その者は何かにつかれたように外へ出て行き
そのまま、行方不明になってしまう…。
 が、外の声に応じて「ホー、ホー」と言い続けていると何もおこらないということだ。
 これは言い伝えによれば「グニさん」という物の怪の仕業ということらしい。

 ある晩、若者達は退屈しのぎに、グニさんをからかってやろうということになり、
いつものように森の奥から「ホー、ホー」がきこえてくると、「ホー、ホー」と呼び返す。
 これを、順番に繰り返していたそうな。

 すると、その声はだんだん小屋に近づいてきて、とうとう屋根の上で聞こえるようになった。
 若者達は、さすがに怖くなってきたが、途中で止めるわけにはいかない。
 小屋の中では若者達が交代で、必死に「ホー、ホー」と続けていた。

 夜が明けるにつれて、外の声がだんだんかすれてきて、とうとう聞こえなくなる。
 すっかり夜があけたので、外へ出てみると小屋のまわりにおびただしい血が流れ、
その血が山の奥へと続いており、その血をたどって行くと、山奥のある大木のところでとぎれ、
そこに身体は人間でくちばしがあり、手に羽根の生えた怪物が倒れていた…。

 この民話は、はりまの伝説(加東郡編)等に収録されていたもので、「グニさん」と若者達の必死さが、
なんとなく面白かったので、印象に残っているお話でした。

 >>67の聞いた「ほー、ほー」の声の主が、グニさんの同類かどうかは分からないのだが、とても面白かった。
 もし、都合が悪くないのであれば、その山が、どの辺りの山なのか教えて頂ければ嬉しい。

120: 名無しさん 2009/05/04(月) 14:13:28 ID:XdwIp8e90
>>103
> もし、その声のまねをして「ホー、ホー」とやると、その者は何かにつかれたように外へ出て行き
>そのまま、行方不明になってしまう…。

> が、外の声に応じて「ホー、ホー」と言い続けていると何もおこらないということだ。

ここが分かりにくいな
声を真似せずに「ホー、ホー」言うということか?
だが「ホー、ホー」なんて皆似ているように聞こえるぞ

125: 名無しさん 2009/05/04(月) 22:25:26 ID:3AKNIgqq0
>>120 
グニさんの「ホー、ホー」の声に答えて「ホー、ホー」と答えるという事です。分り難くて申し訳ありません。
民話集によれば、グニさんはプライド高く、真似される事が、我慢ならないそうですw

因みに「グニさん」は、個人的には「狗賓(ぐひん)さん」=「天狗」が訛ったものじゃないかと思っています。
その姿はカラス天狗に似ているようですし…。

ウィキでみると、狗賓は、階位の低い天狗、もしくは天狗の総称のようで、行き過ぎた自然破壊に対する警告を与えるとか…。
ならば、「木びき小屋」へ現われるのも納得ですw

又、長野、岐阜あたりでは「山の神に餅を備える狗賓餅など…」の風習があるようですね。

490: 名無しさん 2009/05/20(水) 02:14:03 ID:i2yN6BzV0
>>67
去年まで白馬で働いてたのだが有明富士で「ほぉーい」て声は聞いた
職場の登山好き(冬の北アルプスがお庭という剛の者)に聞いたが
普通に聞いてるらしい 

漏れは上高地でも聞いたが5~10月の期間
限定でしか聞けないそうな もいらは木曾でも聞いたことがあるが
そのときはオオタカのような梟のような不思議な鳥が「ほぉーい」と
昼間に啼いてた(たぶん同じ声) 確実に妖怪の類ではないとおも 

ただ高山の山中であの声聞いたら確実にパニくるな・・・漏れは以前
御岳で姿と声を聞いてたから「またか」で済んだが 梟鷹モドキだが
体はオオタカのように細く(梟にいがちなトトロ体型ではない)顔は
梟の丸顔(掛川花鳥園にいるヤシ)で耳があった?なバードハザード

遭遇場所は確実に標高1500mを超えた針葉樹林帯で昼間てことは
共通してるので特殊な鳥類かもしれない 声はまるで人のようだった
「うぉーい」とも「ほぉーい」とも聞こえたのが穂高・針の木・御岳
とも共通だから同じ梟か妖怪かとおも 漏れは梟に一票

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