森林

150: 名無しさん 2005/10/25(火) 19:19:22 ID:XdnIpLL80
友人の話。

小学生だった夏休みに、実家の山村に里帰りしていた時のこと。
その家では朝顔が沢山咲いており、宿題の観察日記をそこで仕上げようと考えた。

朝が弱かった彼女は、朝顔の蕾に向かって「誰でもいいから待っていて」とお願い
したのだという。

翌朝。案の定寝過ごした彼女が慌てて花壇に行くと、蕾という蕾がはちきれそうな
状態のまま咲かずに固まっていた。
「あれっ咲いてないや」そう不思議に思った次の瞬間。

 ぱんっ!

すぐ後ろの山方から、誰かが手を打ち鳴らす音がした。
途端、一斉に朝顔の花が開き始める。
あっという間に、花壇は朝顔の花で満たされた。

花の開く過程というものは美しいなぁ、と実感できたという。
誰かの気遣いに感謝した彼女は、気合いを入れて日記を書き上げたそうだ。

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174: 名無しさん 2005/10/26(水) 19:21:16 ID:zHTg/kaJ0
友人の話。

彼女の実家では蜜柑を作っている。
季節によっては一部を開放し、蜜柑狩りなどさせているという。
蜜柑畑のある山の斜面は、彼女の大好きな場所の一つなのだそうだ。

その斜面の一角に、奇妙な蜜柑の木が一本生えている。
周りには何重にも柵がしてあって近寄れず、手入れも収穫もされていない。
ただあるがままに放っておかれているのだと。
畑の一番奥外れなので、普通は寄りつきもしない場所でもあるとのこと。

ある時、その蜜柑の木をわざわざ見に行った。前から気になっていたのだ。
間近で見るのは初めてだが、まず尋常な雰囲気ではない。
一番外側の柵には、縄が幾重にも巻きつけてある。

ぶら下がっているのは御札であろうか。読めないので詳しくはわからない。
柵囲いの中で、収穫されない蜜柑が地に落ちてグズグズになっていた。
彼女の目は落ちた蜜柑に釘付けになった。

落ちて間もない蜜柑、かなりの時間が経った蜜柑、そのすべてが一つの例外もなく、
破れて覗いている中身だけ、まるで腐っているかのようにどす黒かった。
・・・外側の果皮には何ら異常は見られないのに。
何となく嫌なものを感じて、その場を離れた。

彼女はその蜜柑の木に関して、何か因縁があるのかと疑っているという。
「いやね、本家筋の人って自殺した人多いんですよ」
しかし面と向かってはとても聞けず、今もその木は健在であるそうだ。

175: 名無しさん 2005/10/26(水) 19:26:25 ID:uw8fN5H60
蜜柑食うとき思い出すと・・・・・。

185: 名無しさん 2005/10/27(木) 22:02:41 ID:Wu2V5BPx0
知り合いの話。

彼の奥さんが寝ていると、深夜誰かに起こされたという。
「もし」という呼び声で目を覚まされたのだが、枕元には誰の姿もない。
寝惚け眼なのであまり奇怪にも思わず、布団の上に正座して見えない客人に
応対していると、どうやら次のようなことが判明した。

「突然仕事が舞い込んで来たのだが、今のままではとても手が足りない。
 どうか近所のよしみで、貴女の手を貸しては頂けないだろうか?」

近所付き合いを大事に考えている奥さんは「いいですよ」と即答していた。
近所って何処の家? 仕事とは何? 自分は何をすればいいの?
なぜかそういう類いの考えが、まったく頭に浮かばなかったという。

すると「ありがとう」という応えがあり、そこで初めて頭がシャンとしたが、
声の気配は掻き消すように消えてしまう。
変な夢を見たわね、そう思い再び就寝した。

翌朝目覚めてみると、何とも困ったことになってしまっていた。
右手の感覚が失くなっているのだ。肩から下が、動かすことは出来るのだが、
神経が死んだかのように何の触覚も伝えてこない。
突付かれてもそれがわからない程の症状だったという。

186: 名無しさん 2005/10/27(木) 22:04:28 ID:Wu2V5BPx0
(続き)
大慌てで病院にかかったが、精密検査の結果はどこにも異常がないと出た。
困り果てて、もうこうなったら大きな街の病院に行くしかないかと夫婦で話し
始めた頃。丁度、変な夢を見て一週間目の夜だった。

やはり深夜過ぎに「助かったよ。迷惑をかけたね」という声を聞いた。
果たしてその翌朝、右手はすっかり元通りに復活したという。

近所のお婆さんが言うには、そりゃ山の神様だろうと。
なんでもこの辺りの山神は手足が一本ずつしかないそうで、手が足りない折は
里まで人手を借りに下りて来る慣習なのだそうだ。

「神様って一体、山の中で何の仕事をしているのかしらね?」
奥さんはそう言って小首を傾げていた。

187: 名無しさん 2005/10/27(木) 22:05:21 ID:Wu2V5BPx0
余談。

神様に文字通り貸しを作った訳だ。何か良いことあったんじゃないか?
そうからかうと旦那は少し口ごもり、ぼそぼそと次のように口に出した。

「・・・いや、何と言っていいのかもう・・・凄いんだ・・・」

・・・どうやらあの日以来、奥さん本人は自覚してはいないが、旦那さんにしか
わからない超絶テクニックを授かったものらしい。
詳細はちょっと書けないが、現在夫婦仲は非常に良くなっているという。

190: 名無しさん 2005/10/27(木) 23:41:30 ID:s1m10jY40
>>186
山の神様は大忙しw
季節になれば木の芽が芽吹いて花を咲かせて実を結ぶのも
山ノ神が木々を促してのことだし、程好く雨を降らせて
生命の成長を助けるのもまた山ノ神のお仕事。

荒れかけた森のお手入れなどなさっていて手が足りかねたか。
しかし超絶テクニックを授かったというのがなんともww
やはり山ノ神も時折は男神ともお楽しみになられるのであろうかwww

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引用元:http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1129644145/

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