道路

212: 名無しさん 2005/06/21(火) 22:39:36 ID:/l22mKXu0
怖さを求める退屈な若者と違い、遠出をすることで日々の発散をしようと
考える労働者は社会に蔓莚している。

車やバイクを差し向ける孤独な輩の行く先は何時だって山であり、
開放的な海志向と違い、人間性が屈折している率は高い。

自分もそんな嫌らしい一人だが、何時もバイクで行きたくても行けない
山があった。
林道・川上牧丘線のピークは、勿論山の頂点ではなく峠だ。

東京都内の青梅街道近くに住む私にとって、その大弛峠までの距離は
日帰り往復が可能なものである。

しかし、何故なのかこの峠を目指すとき、常に悪天候や様々なトラブルに
阻まれて行き着く事が出来なかった。
去年も、一昨年も、先一昨年も、いやもっと前から…。

2,000mを超す高地となると天候は常に流動変化する事は仕方ない。
しかし年に何回も休日に出向いては、驟雨に泣かされ帰るのは不可解だ。

去年から麓の金桜神社に手を合わせたが、山の神様が私を嫌うのか一向に
山に登るタイミングがあわない。

今年も日曜の休工日を狙い、出向いたついでに金桜神社に詣でたところ、
大嫌いな青大将が拝殿の前に長々と横たわり、こちらを透かして見てる。
その日もやはり悪天で、合羽の出番を待たずして帰った…。

しかし拒否されると諦めが悪くなるのも屈折した人間本来の習性である。
三回まで出向いた今年、当々不満が爆発した。

先週の日曜に四回目を決行したが、何としても登るつもりだった。
すると柳平付近で案の定降雨がはじまり、やっと大弛峠に来たものの
強い降りと厳しい寒気に襲われた。

「こりゃあ、本物だわ…」

遅巻きながら合羽を着込んで帰路に着こうとしたが、雲に入って全く
視界が見えない。

二度と此処には来ないと誓ったが、下りの道を徐行しながら走る内心は、
腑に落ちない気持で一杯だった。
山というものは、偏屈者には偏屈な対応をするものだろうか…。

220: 名無しさん 2005/06/22(水) 02:45:02 ID:BQ/oms010
>>212
私は若い頃山歩きが趣味で、北アルプスや南アルプスの山などに
何回か登ったけど3~4回登頂していつも雲一つ無い晴天の山頂も
あったし、逆にいつも雨の山頂もあったなあ。
特定の山との相性の良し悪しというのはあるかもね。

243: 名無しさん 2005/06/22(水) 18:56:22 ID:9DsbDFBM0
友人の話。

彼女の実家は小さい山を持っている。
その麓に“入ってはいけない”と、家族から言い聞かせられていた小道があった。
なぜ入るのが駄目なのかは、教えられていなかったという。

幼い頃、その山で遊んでいた時のこと。
きつく注意されていたので、件の小道には近寄らないようにしていた。
と、いきなり「おいっ!」と声がして、肩をグイとつかまれ引っ張られた。
驚いて顔を上げると、お祖父さんが怖い顔をしている。

その時初めて、自分がその小道の入り口付近に居ることに気がついた。
なぜそこに近付いてしまったのか、全然覚えていない。

祖父曰く、黒い影が、彼女の手を引いて小道に入ろうとしていたのだと。
影はぼんやりとしていて、彼女と同じくらいの背丈だった。
人型をしていて、まるで真っ黒い子供を連想したそうだ。

それから間もなく、小道を囲むように鉄条網で柵が設けられた。
彼女の祖父さんと父親とで拵えたらしい。
以来、そこら一帯の原は寄る者も居らず、放っておかれるままだという。

244: 名無しさん 2005/06/22(水) 19:00:03 ID:9DsbDFBM0
同僚の話。

彼は仕事の関係で、ある山中のダムへ足を運んでいる。
いつの間にかそこの管理人さんと仲良くなり、四方山話などするようになった。
聞かせてもらった話の中に、ひどく不気味な物があったという。

ダムの一角に、下の水面が覗き込めるようになっているポイントがあった。
丁度、柵の切れ目に当たっていたらしい。

「悩み事とかある人は、一人であそこに行っちゃいけないんよ」
「飛び降りちゃうからですか?」
「うんにゃ、突き落とされるんだ」

「・・・誰にですか?」
「いや、誰も居ないみたいなんだけどな」

悲鳴を聞いて駆けつけると、青い顔で「誰かに後ろから押された」と訴えられる、
しかし周りには誰も見あたらない・・・そんなことが過去に何回かあったのだと。

毎年何人か投身自殺があるが、その内には死ぬつもりなどなかったのに落とされた
者もいるのかも。管理人はそう疑っているのだそうだ。

つい先日、そのポイントには高い柵が設けられたそうだ。

245: 名無しさん 2005/06/22(水) 19:00:51 ID:9DsbDFBM0
私の体験した話。

初めて一人用ツェルトを買った時、嬉しくて、何泊か山で過ごす計画を立てた。
初日にキャンプしたのは、ある鄙びた神社の外れだった。

境内から少し下った所に滝があり、辺りは開けた砂の河原になっている。
一目で気に入り、そこで一泊することにした。

夜も更けた頃、カンテラの灯を落としてシュラフに潜り込んだ。
滝のドゥドゥという音を聞きながら微睡んでいると、突然世界から音が消えた。
痛いくらいの静寂に驚き、ツェルトから飛び出すと―

滝が制止していた。まるで時が止まったかのように。
宙の白い飛沫や淵の波紋までが、月明かりの下くっきりと見える。

辺りは何の音もしなかった。世界で動いているものは、私の鼓動と数匹の蛍だけ。

去った時と同様、唐突に音が戻ってきた。
同時に滝が再び流れ始め、水の轟きが響き渡る。

私はしばらく滝の前に立ち尽くしていた。
蛍は何事もなかったかのように舞っている。

凍えるような、それでいて泣き出したくなるほど、儚く美しい光景だった。
もう一度目にしたいが、今のところ叶わないでいる。

271: 名無しさん 2005/06/23(木) 00:26:44 ID:7RgLMk2A0
>>245
何というか、それだけで人生観が変わりそうな光景ですね。
山にとりつかれた人達は、心の中にそれぞれそんな景色を秘めているのかも。

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引用元:http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1118674955/