月

198: 名無しさん 05/02/17 17:23:51 ID:woU/OgqK0
犬の気配

雷鳥さんの話でちょっと思い出した。昔大学生のころ暇な時間を
利用して、泊り込みのアルバイトをしていました。場所は京都の宇治の
山のふもとあたり。仕事は建築装飾用のFRPの制作で、夜遅くまで
残業があったり、現場へ製品を取り付けに地方までトラック飛ばして
行ったりで、きつかったけど月に20万を越える収入になったのです。

工場の横には大きな倉庫があり、作ったけれど商品にならなかった
製品が山のように押し込まれています。中でもダントツで気色悪かった
のは、FRPで作られた水子地蔵で何体も並べてあり、目にはいる度にぞっとしました。

夜は一人で工場に泊まりこみするのですが、主電源を切られてしまうので
真っ暗。田舎だし本当に闇。冬の夜はしんしんとして寒かった。そんな中で
も仕事がきつかったせいもあり結構平気でねてました。


199: 名無しさん 05/02/17 17:26:51 ID:woU/OgqK0
ある冬の寒い夜、10時くらいに布団に入り眠りにつくと、夜中にいきなり
枕に付けている方の耳に激しい耳鳴りがし始めた。こりゃ~金縛りが
くるな~。といつものように耳を枕から引っぺがそうとしたり、声をだそう
としてみたり、目を開けようとしてみたりの無駄な抵抗を試みた。色々
やるのだけれど効果が無く、僕の体は金縛りに絡めとられてしまいました。

意識ははっきりしているが体が動かない。目は開いているのか閉じている
のか、それとも夢を見ているのか。いつもはしばらくしたら金縛りが解けて
めでたしめでたしなのだけど、そのときは違った感じがしました。僕の枕もとに
何かが居るのだ。あっ犬だと思った。なんで犬だと判ったかっていうと。僕の
耳元にフンフン、フンフンという吐息をしきりに吹きかけてきたからです。恐怖
感はありません。しばらく僕の耳を嗅ぎまわった後、金縛りが解けると同時にそ
の犬の気配も消えました。近くで消防車のサイレンの音が聞こえていたが気にせず
にまた寝入りました。

翌朝出勤してきた職人たちが近所で火事があり、一人暮らしの老人
が焼死したらしいと聞いた。ちょっと驚いたのは、その老人は動物好き
で犬やネコを何匹も飼っていたそうだが、その動物達が一匹も逃げ出さずに
老人とともに焼け死んだ、という事を聞いたからでした。

あの夜僕の枕もとへやって来たのは、老人とともに死んだ犬のうちの一匹
だったんだろうか?だったらなんで僕の所へ?もしそうなら何も気づかずに
寝てしまってごめんなさい。

以上雷鳥さんの話で思い出しました。

200: 名無しさん 05/02/17 21:23:01 ID:0Ifos+/K0
しんみりと、いい話だ。
文章もうまい。

201: 名無しさん 05/02/17 22:32:25 ID:lWZjv25J0
>>198-199
確かに“しんみり”といい話なんだろうけど・・・
『一匹も逃げ出さずに』というところ、実際は『一匹も逃げ出すことが出来ず』じゃないのかな、
という可能性を頭から消せない俺がいる・・・orz

250: 名無しさん 05/02/23 03:10:58 ID:0iSPQoAs0
地獄の釜

中学時代、国語教師に聞いた話。

大学生の時、お盆に友人数人と連れ立って、花火を見物するため山の中腹に
ある展望台に出かけた。

周囲には街灯も少なく、最後の花火が消えた余韻に浸る中、ふとあることを
思い出し、何気なく呟いてみた。

「そう言えばさ、お盆って、『地獄の釜の蓋が開く』って言うよな」

すると、一緒に来ていた女の子の一人が顔色を変え、「花火も終わったし、
今日はもう帰ろう」と言い始めた。唐突だったので訝りながらも街に戻り、
その女の子に何があったのか聞いてみると、彼女は言葉少なに語った。

「展望台の端っこの方に大きな木があったんだけど…S君(先生)がああやって
言ったら、いきなり枝に青白い人の顔がたくさん浮かんで見えたの……」



…文章力ないせいか、あまり怖くないですな。精進します。

254: 名無しさん 05/02/23 09:20:14 ID:4HXngkAt0
>>250
朝からサブイボが立ちましたよ

256: 名無しさん 05/02/24 18:10:20 ID:OFzmSsaV0
「地獄の釜の蓋が開く」
京都のある地方では、釜が開いて、そこからトンボが出てくると
言われているそう。確かその地方の言葉で「トンボツイタチ」というはず。
こっちはメルヒェン♪

263: 名無しさん 05/02/24 23:58:05 ID:+1h8o2q40
あの男

山行6日目、3000メートルから一気に高度を下げる
行程は、その一年坊にとって地獄そのものだったろう。
歩き始めてすぐ、彼の顔色が非常に悪い事に気付いた。

先頭を歩いていた俺は、彼に俺のすぐ後ろにつくよう指示し、
ザックを降ろさせ、彼のザックを、俺のザックの上に細紐で
しっかり固定した。

一呼吸入れて歩き出し、ふと気付くと奴が居た。
山に入ってから、ずっと俺の視界ギリギリのところに居続けていた
あの男が今は、すぐそばに居る。
先頭の俺と二番目を歩く一年坊の間に。

ようやくテント場に着いたが、その一年坊は、テントで横に
なったきり、ほとんど動けない。
そして、図々しい事に「奴」はテントの中にまで入り込んできた。

奴は笑顔で包み込むように一年坊を外へと誘い、その都度、
動けないはずの一年坊がトイレやその他の用足しにテントの外へ出る。
俺は二人に付いて行き、奴は俺に対する不満を募らせていた。

264: 名無しさん 05/02/24 23:59:13 ID:+1h8o2q40
奴は一晩中、一年坊を誘い続け、誘われるままに動きつづける
一年坊の消耗は目に見えるほどだったし、それに付き合わされる
俺にとっても、決して楽しい夜ではなかった。
一年坊と奴の間に割って入り、奴の目を何度も睨みつけた。

奴はやたら不機嫌になり、夜明け近く、初めて俺に声をかけてきた。
「どうして駄目なんだよ」

朝になると、奴は居なかった。
一年坊は、時間が過ぎるほどに元気を取り戻しているようだ。

テント場を出発した俺達の正面に、奴が居た。
奴を初めて見た場所だ。
遭難者の遺体を焼いた事もある広場。

右の首筋あたりで声が聞こえた。
「お前は、二度と来るな」

266: 名無しさん 05/02/25 04:42:49 ID:RBvEx8Xc0
>>264
どうして君には見えたのかな。
そういう能力の持ち主だから登山部にいたとか。

268: 名無しさん 05/02/25 23:36:49 ID:iXBBFR2p0
>>266
否定的に考えれば、俺自身もかなり疲れていたし、それが原因で
ありもしない何かが見えたような気がしているだけもしれない。
そうした可能性は否定しないし、多くの場合、超常現象(と思える体験)の
真相は、そんなものだろうと思ってもいる。
だが、俺自身の実感としては、その頃は妙なものをよく見ていた(と思える)
時期でもある。

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引用元:http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1107404112/