ナイトハイク

415: 名無しさん 2005/11/12(土) 01:38:47 ID:UGJhx9Mk0
集落

仕事の関係で横浜からS県S市にある社宅に引っ越してきた。
こっちに来て3ヶ月、ようやく周囲の環境にも慣れ、休日もまともに取れるようになった。

そんな土曜日の朝、身体を鍛えるのが趣味な俺は、ランニングコースにまだ足を踏み入れてない
F山の方へ行ってみようと決め家を出た。

緩やかとはいえ延々と続く昇り道、思っていたよりキツイ。それでも殆ど休憩をとらず2時間以上走り続けた。
すると、前方に集落が見えてきた。小川をはさんで30軒近い家が立ち並んでいる。

自販で飲み物でもと思い、集落の中に入ろうとしたとき、妙な悪寒に苛まれた。
土曜日の真昼間なのに人っ子一人見えず、車も通らない。

無音の状態が続く。かすかに水の流れる音は聞こえるが・・・
・・・今まで喧騒の街に暮らしていたんだ。田舎なら何も珍しくないだろう。
でも梅雨の合間の晴れ間なのに、どの家も窓を閉めきっている。

そして、ここは土地が安いのに、何故こんな辺鄙な場所に住んでいるんだ?という疑念が沸いてきた。

妙な圧迫感・・・それは僅かながら恐怖感に変わっていった。
俺は今きた道をダッシュ気味に走りだした。

416: 名無しさん 2005/11/12(土) 01:39:31 ID:UGJhx9Mk0
月曜日、地元出身の同僚に馬鹿にされるのを覚悟の上で話した。
だが、意外にも彼は表情を一変、真剣な顔で話はじめた。

「あそこは行かない方がいいですよ。うーん、詳しいことは言えないんですけどね・・・」

上司にも訊いてみた。

「ああ、〇〇か?あんた霊感でもあるのかい。あそこは正月でも餅は突かないんだよ。
何故って?餅が真っ赤になるからね」

それだけ話すと、これ以上は訊くなと言わんばかりに机の書類に目を落とした。
何故、いきなり餅つきの話?真っ赤??・・・あそこで何があったんだ???

後日、同僚の車に同乗していたとき
「今、通った空き地(集落から3キロ位離れた場所)、あそこにオートキャンプ場ができるみたいなんですよ。
地元じゃ売買はおろか、足を踏み入れることさえ嫌がるのに・・・」



※お目汚しスマン

418: 名無しさん 2005/11/12(土) 02:33:03 ID:3SHQVFUS0
>>415,416
廃村なら話は簡単なんですけど、人が住んでたんですよね。
宗教団体か何かの集落でしょうか。

あと餅が赤くなるというのはどういうことでしょう?
赤い餅というと、一般には「先祖を尊び、厄を祓い、健康を願う」
という、役立つ意味合いが強いと思うのですが。


……縁の下の血から餅(ボソ)

432: 名無しさん 2005/11/12(土) 19:34:30 ID:UGJhx9Mk0
ども。冗長な拙文を読んでもらいありがとう。

一連の出来事を書き綴っただけなので、正直俺もよく分からないんですよ。
本文にあるとおり、地元の住民にはタブーに近いことらしいので。
郷土資料館にでも行って調べれば分かるかもしれませんが。

これは俺のアフォな推論なんですが
・あの集落一帯で過去に忌わしい事件があった。
・「餅をつくと真っ赤になる」――餅をつくのが人を撲殺する行為に似ているので禁忌とした。

>集落
もちろん人は住んでます。住んでる人も、ごく一般な方だと思います・・・多分。
それほど寂れた感じもしなかったし。ただ、某スレ風に言えば「負のオーラ」全開でした。

451: 名無しさん 2005/11/13(日) 06:51:33 ID:J1hJgJgs0
登ってくる人

夜、路地を歩いてると向こうから人が歩いてきて、
お互い妙に意識してしまうことってあるよね。

その日はちょっとしたハイキング気分で
前から目をつけてた登山コースを歩いてみようと思ってた。
そしたら当日寝坊しちゃって、気付いたら午後。それでも我慢できずに行ってみたわけ。

結構メジャーな場所だから、道は踏み固められて、ヘンに曲がってもいない。
本格登山したい人は物足りないだろうけど、俺には十分だ。

登っているとすれ違う人が沢山いた。おそらく帰りの人だろうね。
こんな時間から登るの?って顔されて、ちょっと恥ずかしかった。

引き返そうかとも思ったけど、登り始めたし、無理矢理行ってみた。
上まで行って俺が帰ろうとしたときは、あたりは夕暮れで誰もいない。

急に怖くなってさ。

昼間は賑やかだったろう登山道も、放課後の校舎みたいな不気味さが感じられて。
でも、帰り道だからあとは急いで降りるだけだし、迷わず下山しはじめた。

足早に、ちょっと足を滑らせながら降りていると、
道の向こうに人影を見つけたんだ。俺と反対に登ってくる人。
一本道のあちらとこちら、夕闇の中に俺とその人。

この違和感、わかるかな。
心臓がバクンッって跳ね上がって、汗がダラダラ出てきてさ。

なんだかわからないけど、このまま進んではいけない気がした。
けど瞬時に「今ここで立ち止まったら、相手に意識されるかもしれない」とも思った。

気にせずすれ違う、これが最善と判断したよ。

だけど、相手との距離がだんだん縮まるにつれ、足がすくんでくるんだ。
冷静になったら、やっぱりおかしいんだよ。この時間に登ってくるのは。

452: 名無しさん 2005/11/13(日) 06:51:56 ID:J1hJgJgs0
俺、知らぬ間に立ち止まっちゃってた。進みたくないんだ。
そしたらさ、何故か相手も立ち止まるの。

俺の方からは相手の顔までは見えないけど、登山客っぽくはあったと思う。
そんで、じっと俺の方を見てるんだよ。いや、俺を、見てる。

でも、このままじゃ帰れないし、
もう1Kmくらい歩けば人気のある場所に出れるはずだった。

気の迷いだと勇気を振り絞って一歩踏み出してみたらさ、その人もまた登り始めて。
で、俺がビックリして止まったら向こうも止まる。

既に俺の中では人間かどうかも疑わしい状態。

ダッシュで脇をすり抜けようとしたら、相手も俺に向かってダッシュし始めた。
それを見て慌てて止まれば、そいつもピタリと止まる。

そんとき顔が見えた。形は普通のオッサンだった。
でも、表情が笑ってるんだから怒ってるんだかわからないもの凄い顔だった。
で、全身が微動だにしないの。顔も能面みたい。

ヤバイヤバイヤバイって頭の中がぐるぐるして、
少し戻るけど別の道から降りようと思った。

予感はしてたんだ。走り出したらもう止まれないって。
案の定、踵を返してダッシュしたら、背後からもの凄い勢いで追いかけてくる誰かの足音が。

もともと疲れてたから、足は遅々として進まない。てんぱっちゃって。
でも、追われるから走った。

気付いたら下山できてた。振り向いても、誰もいなかった。
それが何かトラウマでさ、人気の無いところで人とすれ違うのが怖い。

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引用元:http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1129644145/