735: 名無しさん 2005/04/05(火) 03:34:14 ID:iElp/D2E0
大きな犬
2001年の秋、ある山中での体験です
どんな目的でそこへ行ったのかは記憶にありません。(今思うと
茸を探していたのかも知れません)
車道脇に車を止め友人の滝沢君と2人で山頂の方向へ向かう林道
(獣道かも知れません)を小1時間歩き、見晴らしの良い場所で
煙草を吸い始めました。
時刻は正午を10分ほど過ぎたところです。
何気なく谷を挟んだ反対側の尾根から30メートルほど下を犬が
歩いているのが見えました。
私自身、犬の種類についてはよく知りませんが、どちらかと言う
と和犬だったと思います。
やがて木に隠れて犬は見えなくなり、2人は煙草を消して立ち上
がりました。
15分くらい歩いた後、肌寒くなってきたので車に戻ることにし
ました。
車まであと10分くらいの場所で滝沢君が変なことを言ったのです。
「あの犬やけに大きくなかったか?」
「向こうの山まで500m以上あったよな」
「あんなに大きく見えたってことは、3m以上の大きさだろ」
・・・・・・お犬様伝説の地 での不思議な出来事です。
2001年の秋、ある山中での体験です
どんな目的でそこへ行ったのかは記憶にありません。(今思うと
茸を探していたのかも知れません)
車道脇に車を止め友人の滝沢君と2人で山頂の方向へ向かう林道
(獣道かも知れません)を小1時間歩き、見晴らしの良い場所で
煙草を吸い始めました。
時刻は正午を10分ほど過ぎたところです。
何気なく谷を挟んだ反対側の尾根から30メートルほど下を犬が
歩いているのが見えました。
私自身、犬の種類についてはよく知りませんが、どちらかと言う
と和犬だったと思います。
やがて木に隠れて犬は見えなくなり、2人は煙草を消して立ち上
がりました。
15分くらい歩いた後、肌寒くなってきたので車に戻ることにし
ました。
車まであと10分くらいの場所で滝沢君が変なことを言ったのです。
「あの犬やけに大きくなかったか?」
「向こうの山まで500m以上あったよな」
「あんなに大きく見えたってことは、3m以上の大きさだろ」
・・・・・・お犬様伝説の地 での不思議な出来事です。
スポンサーリンク
738: 名無しさん 2005/04/05(火) 09:35:56 ID:49p9SBvq0
>>735
真っ白で背中に人乗ってなかったか? その犬
真っ白で背中に人乗ってなかったか? その犬
749: 名無しさん 2005/04/05(火) 18:43:55 ID:iElp/D2E0
私自身は5メートルくらいあったように感じていましたが、言い出せませんでした。
もう一つ書いておきますね。
2人の登山者
これは1987年の2月末から3月にかけての山行での話です。
中央線沿線の山に登る人にはポピュラーな23:50(うろ憶えです)新宿発の
各停に乗り塩山で下車、少しの距離をタクシーに乗りある山の登山口に着きました。
明るくなると同時に山に入り、30分くらいしか歩いていない地点でのことでした。
まだ薄暗いなか、2名の下りて来た人を見て私たち3人は凍りつきます。
堅牢な登山靴・ツーイードらしいニッカ・その下から覗く赤いソックス・チェック
のネルシャツという真冬にしては少し軽装備ではありましたが、彼等の服装は山中
で違和感のないものでした。
しかし彼等2人は自分の首(と思われる・あるべき場所に首はなし)を小脇に抱えて
歩いているのです。
何秒か後には私たちに見向きもせず(もっとも見向く顔がありませんが)、私たちの
横をしっかりとした足どりで通り過ぎて行きました。
リーダーの「振り向くな!」の声を無視して彼らの後姿を見てみると、彼等は少し前
に流行ったフレーム付きのザックを背負っていまいた。
脇の下から覗く首には(胴体と繋がっていたであろう部分の意味での首・顔の部分は
多分下向きに抱えていました)出血はありませんでした。
私は、彼等が木々の間に隠れて見えなくなるまで、何の感情も無く見送っていたのを
憶えています。
雪(風花かも)が少しだけ舞っていました。
もう一つ書いておきますね。
2人の登山者
これは1987年の2月末から3月にかけての山行での話です。
中央線沿線の山に登る人にはポピュラーな23:50(うろ憶えです)新宿発の
各停に乗り塩山で下車、少しの距離をタクシーに乗りある山の登山口に着きました。
明るくなると同時に山に入り、30分くらいしか歩いていない地点でのことでした。
まだ薄暗いなか、2名の下りて来た人を見て私たち3人は凍りつきます。
堅牢な登山靴・ツーイードらしいニッカ・その下から覗く赤いソックス・チェック
のネルシャツという真冬にしては少し軽装備ではありましたが、彼等の服装は山中
で違和感のないものでした。
しかし彼等2人は自分の首(と思われる・あるべき場所に首はなし)を小脇に抱えて
歩いているのです。
何秒か後には私たちに見向きもせず(もっとも見向く顔がありませんが)、私たちの
横をしっかりとした足どりで通り過ぎて行きました。
リーダーの「振り向くな!」の声を無視して彼らの後姿を見てみると、彼等は少し前
に流行ったフレーム付きのザックを背負っていまいた。
脇の下から覗く首には(胴体と繋がっていたであろう部分の意味での首・顔の部分は
多分下向きに抱えていました)出血はありませんでした。
私は、彼等が木々の間に隠れて見えなくなるまで、何の感情も無く見送っていたのを
憶えています。
雪(風花かも)が少しだけ舞っていました。
750: 名無しさん 2005/04/05(火) 19:14:48 ID:d7WDF3t/0
うーむ、そういうのを見てもまだ山に登りたくなるものなんだろうか。
私ならばその日の登山をやめにして家に帰りそうだが。
私ならばその日の登山をやめにして家に帰りそうだが。
754: 名無しさん 2005/04/05(火) 21:18:18 ID:11bI3o160
ロープウェイ
ロープウェイなど、普段なら使わない俺だが、時には
高みから谷間や峰を見下ろしたい気分になる。
時季はずれということもあり、ロープウェイには
俺の他に、夫婦らしい男女が二人乗っているだけだった。
晴れてはいたが一部に雲があり、行程の半ばあたりまで
来た頃、その雲の中にいた。
一番景色がよさそうな場所で雲にぶつかるとは、ついてない。
やれやれと息をつき、ザックのポケットから携行食の
小さなチョコレートを出し、口に放り込んだ。
ロープウェイなど、普段なら使わない俺だが、時には
高みから谷間や峰を見下ろしたい気分になる。
時季はずれということもあり、ロープウェイには
俺の他に、夫婦らしい男女が二人乗っているだけだった。
晴れてはいたが一部に雲があり、行程の半ばあたりまで
来た頃、その雲の中にいた。
一番景色がよさそうな場所で雲にぶつかるとは、ついてない。
やれやれと息をつき、ザックのポケットから携行食の
小さなチョコレートを出し、口に放り込んだ。
755: 名無しさん 2005/04/05(火) 21:19:14 ID:11bI3o160
やがてロープウェイのプラットフォーム。
係員が扉を開け、同乗の二人連れが席を立った。
「しばらくご一緒しませんか。」
山ではよくあることなので、同意し、立ち上がった。
彼らが降り、俺も続こうとしてふと気づいた。
着くのが、早すぎる。
「すいません、この先で降りますから」
係員に声をかけ、先に降りた二人連れにもそれを告げた。
「そうですか、ではお気をつけて」
係員が無言で扉を閉めた。
俺一人がロープウェイに残り、そのまま進んだ。
振り返ったそこに、プラットフォームなど、無論ありはしない。
大きく息をつき、静かに手を合わせた。
上まで行ったら、小さなケルンを二つ作ろう。
そう思った。
係員が扉を開け、同乗の二人連れが席を立った。
「しばらくご一緒しませんか。」
山ではよくあることなので、同意し、立ち上がった。
彼らが降り、俺も続こうとしてふと気づいた。
着くのが、早すぎる。
「すいません、この先で降りますから」
係員に声をかけ、先に降りた二人連れにもそれを告げた。
「そうですか、ではお気をつけて」
係員が無言で扉を閉めた。
俺一人がロープウェイに残り、そのまま進んだ。
振り返ったそこに、プラットフォームなど、無論ありはしない。
大きく息をつき、静かに手を合わせた。
上まで行ったら、小さなケルンを二つ作ろう。
そう思った。
760: 名無しさん 2005/04/05(火) 22:35:53 ID:PR8OqqZ70
ぼ~っとしてたらどうなったんだろ。こわっ。
しばらくご一緒に・・・
しばらくご一緒に・・・
761: 名無しさん 2005/04/05(火) 22:41:37 ID:TOGZU0Zg0
▽注目記事
スポンサーリンク
「係員」はなんなのだろう。