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769: 名無しさん 2007/05/10(木) 18:06:29 ID:dLvHPBE70
小屋のメンテ

もう10年くらい前になりますが、ある日長野県の山中の、
とある小屋まで出かける用事ができました。

そこは近くの森の中にばら撒いたセンサーからのデータを集約して
電話回線に乗せて大学に送るシステムの一部だったのですが、
機器のトラブルがあるごとに学生が出向いてメンテをしていました。
 
小屋は電線も通じていますし決して山奥というほどではないのですが、
県道から50メートルくらい藪を漕いで森の中に入ったところにあったため
(一応車でもいけますが傷がつくので県道から歩いていた)
小屋まで行くと本当に森の中、という感じのところでした。
 
小屋は鉄筋コンクリート製のしっかりしたもので、入り口はスチールの扉、
窓などはなく、大きさは5坪くらいだったと思います。

時期は確か12月、雪が積もり過ぎると面倒なので、一人で東京から車で
出かけていきました。
小屋に着くともう夕方で、ちらちら雪が舞っていた記憶があります。
以前一回来たことがありましたが、小屋の中に入るのはこのときが初めてでした。

日が暮れると厄介なのでさっさと作業を済ませようと思い、鍵を開けて
ドアを引くと、なにやらビリビリと紙を破くような音がします。
同時に、ツンとした匂いとかび臭さが混ざったような臭気が鼻を突きました。
??と思い、恐る恐るドアを開けたのですが…

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771: 名無しさん 2007/05/10(木) 18:32:30 ID:dLvHPBE70
(続き)
小屋の中を覗いて一瞬なにを見たのか分かりませんでした。
外の壁は白いのに、中の壁はなぜか赤黒く塗られています。
数秒してその理由に気づいたとき、全身が凍りつき、思わずうわッと
声まで上げてしまいました。



壁という壁、天井とういう天井全てが、一面てんとう虫で覆われていたのです。
ハッとしてドアの内面を見ると、そこにもびっしりとてんとう虫が。
慌ててノブを放しました。総毛だつとはこの事かと思わせるキモさです。
何万という黒と赤の粒粒。しかも風が入ったせいか、微妙にうごめきだしています。

思うに、機器類の熱で小屋の中が常に暖かくなっていたため、その近辺の
てんとう虫というてんとう虫がこの小屋に集まって冬眠しようとしたのでしょう。

しかしよく見ると冬眠に失敗したのか、壁のあちこちにカビのコロニーが
できていて、円形にてんとう虫の群れを飲み込んでいます。
リアル腐海状態です。
カビコロニーは当然動かないので、しばらくすると壁が水玉模様状に
なって来ました。その中で作業するのかと思うと泣きそうです。

近くの藪から木の枝を持ってきて床に落ちたてんとう虫を掃きだしたり
してみましたが、いかんせん数が多すぎどうにもなりません。
うかうかしていると日が暮れてしまうので、結局意をを決して中に踏み込んで
作業を行いました。しかし具体的にどう作業したのかは全然覚えておらず、
ただ足を動かすたびにプチプチ音がしたのと、天井から小雨のように
てんとう虫の死骸が降ってきたことだけ記憶しています。

それ以後、その小屋のメンテをする機会はありませんでしたが、二度と
行きたいとは思いませんでした。
ってこれオカルトじゃないやw


805: 名無しさん 2007/05/13(日) 18:51:54 ID:8YPAtL1m0
山中暮らし

何年か前に新聞記事になった実話
初めは多分戦後からあまり経ってない頃だと思う

彼は生まれてからずっと家族からいじめられ、まともに食べ物も与えられず
給食で何とか生きのびていたという
中学生のある日、とうとうがまんできなくなり、山に家出してしまう
とぼとぼと山道を歩いていると、後ろからワンワンという犬の鳴き声が
それは家で飼っていたシロだった

とても咬み切れそうもない綱を切って追いかけてきたのだ
なぜ家出したことがわかったのか不思議だったが
それからシロと山を転々とする生活が始まった

食べ物はシロとの共同作業でウサギ、ヘビ、ネズミほか何でも獲って食べた
獲れたものは全部シロと分けあって食べた

ある日シロがいきなり体当たりしてきた
いぶかしりながら「何すんだよ」と言ってると元もといたところに巨石が落ちてきた
シロは危険を察知して助けてくれたのだ

ある時は高熱が出て一歩も動けなくなった
シロは破れたシャツをくわえ、何度も何度も川へ行って濡らしてきては
届けてくれたおかげで、やっと熱が引き助かったこともあった

山で暮らし始めて何年か後のある日の夜、それまで一度も甘えたことが
なかったシロが急にクーンと鳴いて甘えてきた
ピッタリ寄り添って離れようとしない

つづく

806: 名無しさん 2007/05/13(日) 19:01:54 ID:8YPAtL1m0
>>805つづき

次の日起きてみると、シロが息絶えていた
シロは最後を悟り、最後の最後だけ甘えてきたのだ
一人泣いた

何十年も過ぎ、関東から始まった山の中暮らしは東北南部にまで移動していた
そのころは釣り名人として、ごく一部の渓流釣り人には知られるような存在になっていた

たまには街中にも下りていた
そしてある日、自動販売機のお金を盗んだ容疑で逮捕され、そこで初めて何十年間も山中生活をしてたことがわかり、新聞にも掲載される

今は釣りを通じて知り合った後見者のもとに身を寄せている
しかし今もなお、何十年前に出たふるさとの事は話したがらないという

810: 名無しさん 2007/05/13(日) 22:18:39 ID:tn1/On1C0
>>806
その話、聞いたことがある。
その人、山を降りていったん就職したけど、ホームレスになったって聞いたような・・・

831: 名無しさん 2007/05/15(火) 16:16:04 ID:K663rbQ8O
>>806 新聞とかテレビで報道されたよね 犬ってなんであんなに忠実なんだ 泣けてくるよ

823: 名無しさん 2007/05/14(月) 19:53:10 ID:eCHX1ddB0
>>805>>806だけどシロの話は当時の月刊誌に本人に取材した記事が掲載されててその中だけで触れてたように思う
月刊誌の名前は思い出せないけどその当時読んでた雑誌からして多分新潮45かな

一読してすごい印象に残ってたんよね~
ちなみに今調べてみたら14歳の昭和35年に家出して逮捕が57歳の平成15年
43年間の山中生活みたい

812: 名無しさん 2007/05/13(日) 23:14:37 ID:aPTsjEHh0
走る物音

 高校の時の担任の先生が登山が好きで、慣れてる山を友達二人と登った所
迷って、夜になってしまい、明るくなるまで待つ事にして
明かりはライターの火と月明かりで、十分な夜だったそうです
 
そこへ、がさがさと走る物音 だんだん近くなることにきずき
見つからない様に静かにしていると、草むらの中を走る音自分たちの10M先
に見えた物は、日本の足で走る人間それも、山の上の方から降りてくる
 
こんな夜更けに、何だろうとそれとものすごい足の速さで
今だにそれが、何だったのか不思議に思うそうです。
科学の先生だったのでお化けは信じないそうですが、、、、

山怪 山人が語る不思議な話

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チー牛ワイ、山奥でランチを満喫w

出典:http://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1175434477/

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