15


1: 底名無し沼さん 投稿日:2013/04/27(土) 05:27:58.05
代表作孤高の人:主人公をヒロイックにしたいがために周りの脇役をこけ下ろす。主人公に感情移入できない場合はとても不快になる作品

栄光の岩壁:主人公はクズ、その親もクズだが、それを無理やり美化する手法が新田次郎らしい作品

これ以上は読む気しないし、なぜこの人がもてはやされるのか理解できない

4: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/03(金) 20:07:27.49
直木賞受賞作の強力伝は面白かった。

史実はどうか分からないけど。

5: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/03(金) 20:13:34.91
新田次郎って元々理系+文系+体育会系のごった煮状態の作家なんだよな。
もっと色々作品を作って欲しかった。

「劒岳点の記」も映画化されたけど、よくこんな映像が撮れたモンだと思った。

6: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/04(土) 01:58:17.29
世界観が古臭くて全然共感できない

7: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/04(土) 11:04:48.16
それが味なんだけどな。横溝正史の探偵モノは古くさい終戦直後あたりを盛んに舞台にしているだろ。
新田次郎 - Wikipedia
新田 次郎(にった じろう、本名:藤原 寛人(ふじわら ひろと)、1912年6月6日 - 1980年2月15日)は、日本の小説家、気象学者。長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市)角間新田(かくましんでん)に彦、りゑの次男として生まれる。寛人のおじに気象学者藤原咲平がいる。ペンネームは“新田の次男坊”から(「しんでん」を「にった」と読み替え)。 旧制諏訪中学校(現在の長野県諏訪清陵高等学校)・無線電信講習所本科(現在の電気通信大学の母体)・電機学校(現在の東京電機大学の母体)卒業。妻ていは作家。次男正彦は数学者・エッセイスト。長女の咲子も、家族を書いた小説を発表している。 登山好きの皇太子徳仁親王が愛読する作家として知られる。


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13: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/28(火) 20:46:25.66
山登りなんて誰が一番になるかってスポーツなんで主人公の一番っぷりを際立たせようとしたら
周りを屑にするか主人公の無慈悲なストイックっぷりを出すかしかないんじゃない?
仲良しこよしで事件も起きずに山ちょろいぜって話しだと金にならんだろ

14: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/29(水) 00:04:46.66
>>13
それがきにくわないんだよ
登山はスポーツなんかじゃない

15: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/29(水) 00:17:39.39
あの時代のあの登り方はスポーツだったんだよ
今でも記録残すような登り方してる人はプロのスポーツマンとして登ってる

16: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/29(水) 02:33:40.42
俺はそうは思わない
彼らは冒険家だった

17: 底名無し沼さん 投稿日:2013/05/29(水) 18:32:45.40
食事の描写がうまいというか、
食べたくなる。

28: 底名無し沼さん 投稿日:2013/06/23(日) 08:37:31.04
>>17
点の記で、現地で食材集めて味噌汁作る場面がいいな。

23: 底名無し沼さん 投稿日:2013/06/05(水) 20:23:39.53
八甲田山死の彷徨で、川に飛び込んで青森に帰ることを思いつく下りが好き

3
あらすじ
日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき、大隊長が突然“前進"の命令 を下し、指揮系統の混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31聯隊は210余キロ、11日間にわたる全行程を完全に踏 破する。両隊を対比して、自然と人間の闘いを迫真の筆で描く長編小説。

29: 底名無し沼さん 投稿日:2013/06/24(月) 22:54:10.12
脇役がゲスばかりなのは、
人間関係の泥沼であがき苦しみながら成長していく主人公を書きたいがためのことだろ。
明治から昭和半ば頃までに関して言えば、娯楽作品に限らず、
というより純文学的な作品であるほど、よく用いられてきたモチーフだわな。
新田次郎が娯楽作か純文かはさておくとして、
この人はそういう方向を志向していた節はあるよ。

主人公を持ち上げたいがために脇役をろくでなしで固めてるというのはいかにも今風の批判だが、新田次郎作品が発表された時代の空気を無視した浅薄な分析。

30: 底名無し沼さん 投稿日:2013/06/26(水) 19:23:53.19
>人間関係の泥沼であがき苦しみながら成長していく主人公を書きたいがためのことだろ。

結局これなんだろうな。
しかし、実在人物や事実上それに充当する登場人物を悪役にするのはいただけない。

31: 底名無し沼さん
遅まきながら孤高の人を呼んだ。
花子・登志子を得て変わって行った文太郎が、
結局は山で死ぬ展開が悲しい。

4
あらすじ
昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり 疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎"。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師に まで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。

35: 底名無し沼さん
このスレ見つけてからから新田次郎を読みはじめた。
八甲田山は読了したが、次に読むなら
妻を殺した坊さんが槍ヶ岳に登る話か
木曽駒の遭難の話かどちらが良いだろか。
ちなみに剣岳は評判がいまいちなので保留中。

5
あらすじ
1906年(明治39年)、参謀本部陸地測量部の測量官・柴崎芳太郎に未踏峰とされてきた剱岳への登頂と測量の命令が下った。それは日本地図最後の空白地帯を埋めるという重要かつ困難を極める任務であった。山麓の山案内人とともに測量に挑んだ男たちは山岳信仰から剱岳を畏怖する地元住民の反発、ガレ場だらけの切り立った尾根と悪天候・雪崩などの厳しい自然環境、日本山岳会との登頂争い、未発達な測量技術と登山装備など様々な困難と戦いながら測量を行うが…。

36: 底名無し沼さん
「妻を殺した坊さんが槍ヶ岳に登る話」、大味なまとめだなw

「八甲田山死の彷徨」が良かったと思うなら、「聖職の碑」が良いかも。
どちらも遭難ものだから。

6
あらすじ
大正時代、中箕輪高等小学校では白樺派教員とそれに反対する教員や村の助役、郡の視学との対立が始まりつつあった。このような中、校長の赤羽長重は毅然とした態度で教師たちをまとめ、実践主義的な教育を行っていた。 
大正2年8月26日、赤羽は集団宿泊的行事として前々年より定着しつつあった木曽駒ヶ岳登山に、生徒25名、地元の青年会員9名、引率教師2名と共に総勢37名で登山に出発した。 
計画は綿密に練られ、前年までの経験を基にした詳細な計画書が全員に配布され、また、地元の飯田測候所にも逐一最新の気象状況を照会するなど、当時考えられる対策はほぼ全て取られていた。ただ、町の予算により運営されているため、前年まで付けていた地元のガイドを雇うことはできなかった……

39: 底名無し沼さん
新田次郎といえば、武田信玄・勝頼かなあ。
山岳小説じゃないけど。
三条氏が「先陣を賜る」話が印象深い。

8
あらすじ
武田勝頼の生涯について、まず生い立ちに触れ、続いて父信玄の死から甲州征伐に際した最期までを、当時の周辺情勢や通説への疑問なども交えつつ描く内容。  「陽の巻」では長篠の戦いに際した鳥居強右衛門の処刑までを、「水の巻」では織田・徳川連合軍の設楽原着陣から御館の乱までを、「空の巻」では松平信康自刃事件以降を扱っている。

40: 底名無し沼さん
この人の書き方が淡々としてるので決して叙情的ではないけど、
時々奥深いエピソードはあるね。

41: 底名無し沼さん
新版剱岳読んだ、甲なんとかのやつ。
面白かったし対人関係の描写も好感もてた。これってオリジナルと違うの?

43: 底名無し沼さん
>>41
エピソードがわりと削られてる。
原作は、成果の上がらない探検をだらだらやってる感じの展開が長い。

44: 底名無し沼さん
孤高の人のどこがヒロイックなんだよ。
明らかに主人公の方が変人の部類に入る人種扱いだろ。

45: 底名無し沼さん
・孤高の人
人付き合いが苦手で趣味に耽溺していったオタク気質の主人公が
良き伴侶を得て人並みの社会性を得かけた矢先に優柔不断で全てを失う話。

・剱岳
執行部の都合に振り回される現場の話。

・八甲田山死の彷徨
上司の横槍で仕事に失敗する部下の話。

あとは読み手それぞれがそこに何を投影するかだが、
新田次郎の小説はこの部分に遊びが大きいため受け入れられやすいのだと思う。
舞台こそ山岳だが、主題はもっと普遍的なところにある。

46: 底名無し沼さん
>>45
結局は個人対トラブルってのだしね

49: 底名無し沼さん
まあ古典ですよ
派生した作品の方が優秀

マンガの孤高の人とか

12

51: 底名無し沼さん
>>49
何だかんだ言って、50年前の作家なんだよなあ。
マンガ作品と原案を比較対象にする自体無理があるような気がするが。

55: 底名無し沼さん
>>51
生誕100周年だってよ。
聖職の碑買ったら腰巻に書いてあった。

50: 底名無し沼さん
山岳を舞台にしているという点では山岳小説だが、
冒険小説ではなくサラリーマン読本。

61: 底名無し沼さん
富士山速攻女読み終わった面白かった

俺評価
◎富士山速攻女
x縦走路
◎点の器
×虎口の人

次なに読めばよい?

66: 底名無し沼さん
>>61
「点の記」読んだなら以下のリンクを読んでみたら。
http://www.soka-yamanokai.com/study30.html

「孤高の人」読んだなら(以下省略)
http://www6.ocn.ne.jp/~kanpanda/kokohito.html

新田次郎の小説はフィクションと言いながら、実在の人物をモデルに描くが、主人公を極端に美化する一方で、脇役を時には極端に醜く描く点が胸糞悪いな。
しかも名前も実在の人物を連想できるようにほんの一部だけ変えているとか…

上の二つでは勿論のこと、「栄光の岸壁」の八ヶ岳で死んだ人や、序盤で穂高で死んだ人、「銀嶺の人」の若山とか…
新田が「銀嶺の人」を出版した後、何も言わずに若山の遺族に本を送ったそうで、遺族が気分を悪くしたとか何かで聞いたが、新田ってのは何考えてんだが‥・

「孤高の人」読むなら「単独行」、「栄光の岸壁」読むなら本人の「山靴の音」の方が全然面白い。

新田次郎の息子もウ*コみたいな本書いていたし…

72: 底名無し沼さん
>>61
剛力伝を読んで感想を教えてくれ。

9
あらすじ
五十貫もの巨石を背負って白馬岳山頂に挑む山男を描いた「強力伝」。富士山頂観測所の建設に生涯を捧げた一技師の物語「凍傷」。太平洋上の離島で孤 独に耐えながら気象観測に励む人びとを描く「孤島」。明治35年1月、青森歩兵第五連隊の210名の兵が遭難した悲劇的雪中行軍を描く「八甲田山」。ほか に「おとし穴」「山犬物語」。“山"を知り“雪"を“風"を知っている著者の傑作短編集。

65: 底名無し沼さん
剱岳いって来た
石でできてるのに今だに3等三角点なんだな

69: 底名無し沼さん
新田に限らず近現代史を題材にした小説では良くある手法のような気もするが。

74: 底名無し沼さん
この人の小説って短編はまあまあだけど、
長編でおもしろかったのって八甲田山ぐらい。
孤高の人とか、文庫本上下巻でやるような内容じゃない。
全編において意味のない山行エピソードが長過ぎ。

83: 底名無し沼さん
>>74
新田はむしろプロットを良く考えてる作家だと思うけどな。

84: 底名無し沼さん
>>83
余計なプロットはいらねー。
「孤高の人」の、共産党員とか、その女とか、宮村健(吉田をモデルにしてすげー悪役にしているし…)
「栄光の岸壁」の粘着質のストーカー男とか話の大部分しめてるぞ

登攀の描写があってナンボでしょ
やっぱチャンとした山屋が書いた本がいいよ

↓のインチキ登山芸人どもの本は論外だが…

山関係3大クソ作家
1:野口健 (言わずもがな)
2:栗城    (同じく)
3:阿部幹夫(肝心の登攀部分はほとんどなく、ルート工作も荷揚げも何も出来ない自称霊感の強いヘタレクレーマーのオ**ー本

10
あらすじ
戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかな いと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足"を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不 屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく……。

75: 底名無し沼さん
正直どんなサラリーマンだったかなんてどうでもいいよなw

76: 底名無し沼さん
リーマンパートを全否定はしないが、
むしろ園子がらみの話がだらだら長いのと、
ストーリー構成上割愛しても話が成立する山行の話があるのが頂けない。

87: 底名無し沼さん
>「孤高の人」の、共産党員とか、その女とか、宮村健(吉田をモデルにしてすげー悪役にしているし…)

読了してるなら分かると思うけど、
加藤を破局に導く宮村の悪墜ちの原因を作ったのが「共産党員とか、その女」。
着想上、吉田のポジションを悪者にしてしまったとは言え、
作者なりの配慮があって、彼ら二人が作中に登場してきたような気がする。

その二人にしてもめぐり合わせの悪さで身持ちを崩しただけの人と言うのが前半で書かれているし。

89: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/01(日) 10:06:03.20
ちょっと前の山と渓谷の特集だったかな、本人の自伝だったかもしれない。
新田自身は山岳小説家として高まる名声と裏腹に、
そのように(山のことしかかけないと)言われるのがイヤだったらしく、
それがあって山行以外の描写が増え、武田信玄とかを書いたと見たことがある。

93: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/01(日) 22:37:13.88
>>89
山に登るだけの話を書きたくない作家に、
山に登るだけの話を読みたい読者が着いて来ているわけだが。
悲喜劇だな。

95: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/02(月) 01:33:00.32
>>93
アイドル歌手が自分のことをアーティストと言ってるくらい痛いな

99: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/03(火) 09:03:03.20
八甲田山
俺が働きたくない理由はこういうことなんだと思うわ

101: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/03(火) 21:27:02.02
聖職の碑読みました。礎じゃなかったですね。
前半の教育思想の確執はいらんと思った。

ただ、本題の登山開始準備あたりからは、
前述の報告書、本文、取材記を対比させながら読むことをお勧めします。
取材記を読んで分かる報告書の意図した嘘なんかは考えさせられました。

チラ裏すいませんでした。

104: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/05(木) 06:21:38.57
新田先生は長野県諏訪出身
大正時代の諏訪は甲州街道含め峠道、今の常識と平地で当時の事を言ったらいかんよ。
一時の山行きではなく、生活が山なんだから。

113: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/07(土) 08:56:30.05
白馬岳に展望盤を担ぎ上げる『強力伝』で作家としての地位を確立したらしいけど
非常に無骨な文章という感じで面白く感じられなかった

114: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/07(土) 11:20:45.58
そうなんだ、俺は逆に納得。当時評価してた人は孤高の人なんか出された日にはやっちまったよこいつとか思ったんだろうな

155: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/28(土) 02:24:36.28
山好きになったのはこの人のお陰だな。
元々は歴史好きから武田信玄を読み気に入り
新田の山岳関係の本に手を出しハマった

156: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/28(土) 12:19:12.70
ガキのときに孤高の人読んで
実話だと思ってたよ
だから宮村だっけ?
ろくでもない同行者のせいで大登山家が命を落としたと思っていた

157: 底名無し沼さん 投稿日:2013/09/28(土) 13:40:16.60
>>156
大登山家なのは事実だけどパーティー組んだのは北鎌尾根が初めてではないらしい。

165: 底名無し沼さん 投稿日:2013/11/09(土) 09:19:01.27
山行の描写だけを楽しみたいなら新田次郎はお勧めしない。

166: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/11(水) 08:40:55.00
「栄光の岩壁」読み終わった。ラストがなかなか迫力あった。
「八甲田山」「孤高の人」「武田勝頼」「武田信玄」いずれも素晴らしい。

この人の本って読みやすいんだよなぁ。
その上心理描写が天才的。取ってつけたような感じがなくて自然。

小説の舞台に行ってみたら、ますます良さがわかる。

176: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/14(土) 13:13:34.37
蒼氷
強力伝
縦走路
富士に死す
孤高の人
銀嶺の人
槍ヶ岳開山
アラスカ物語
富士山頂
芙蓉の人
怒る富士
栄光の岸壁
武田信玄
武田勝頼
小説に書けなかった自伝
アイガー北壁
剱岳点の記
生殖の碑

これだけ読んだけど、他にもこれは読んどけってのある?

武田信玄全4巻は読みごたえがあった
アラスカ物語は結構好き
小説に書けなかった~は紀行文だけど面白いと思う

180: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/14(土) 18:40:35.15
>>176
そこまで行ったら後は山の歳時記だろJK

13

181: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/14(土) 20:25:58.59
>>176
生殖の碑 想像して笑ってしまった。
記念すべき生殖活動があったのか。

185: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/15(日) 15:57:13.32
>>181
ここにいる誰もが、ある意味では生殖の碑なのかも知れないね。

179: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/14(土) 18:26:55.80
これだけ読んでて
八甲田山読んでないって…

184: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/15(日) 14:47:52.13
銀嶺の人読み終わった。悲しくなったけど、素晴らしかった。

淑子&美佐子でカップルになるのが一番ではなかったのかと
禁断の発想をした。

11
あらすじ
仕事を持ちながら岩壁登攀に青春を賭け、女性では世界で初めてマッターホルン北壁完登を成しとげた二人の実在人物をモデルに描く。

190: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/16(月) 07:36:17.93
だいたいこんなパターンか。

相当な癖のある主人公が山に救いを求める。
→とんでもなく上達する→うっとおしい奴が出てくる→
グダグダ揉める→それでも山に行く→不吉な前兆や予感がある→
死亡or死にかけながら生還

191: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/16(月) 19:27:43.72
>>190
そうでもない。

193: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/17(火) 19:23:34.45
>>190
上達を云々するほど長いスパンの話は意外と少ないよ。

192: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/17(火) 17:40:23.92
孤高の人で学生山岳部が加藤に「山小屋使うなら案内人つけろ、その金がないなら~」
みたいな事を言っていたのが、エリートの社会人に対するよくできた話だなと思ったら
後で実話だと知って胸糞

314: 底名無し沼さん 投稿日:2014/06/11(水) 04:20:04.05 ID:E2YYy8DN
>>192
これは、結構時代背景もあると思うぞ
冬季小屋といえ、これの所有者がいるいるんだからな

それをタダで使うことを前提とした行程を組んでるのが加藤文太郎などの社会人登山家
それに対して土屋氏達は、剣沢小屋所有者、芦峅の佐伯氏をガイドにして小屋を使用しているのだから言われて当然だろうさ

80年代後半に、冬季小屋使用のあり方についての問題でヤマケイで書かれていたが、山小屋管理者は冬季小屋は避難小屋の役割もあるから開放してあるが、設備維持のためにも、使用した時は使用料を下山後でもいいから払ってほしいと書いてるのを読んだ事が或るだいたい今の、登山家は使用料を払っているのかねえ?

ちなみに加藤は剣沢下山後は先年の使用分もまとめて芦峅に払ったみたいだけどね
土屋氏、窪田氏については新田次郎に完全に貶められているが、「単独行」を読めば至極全うな事を言っており卑下されるような箇所はどこにもない

198: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/22(日) 00:24:34.49
ニヒリズムといったらいいのか、
読後に後味悪かったりやるせない気分になる話が多いよね。
強力伝はとにかくアツイのは伝わってきて好きだ。
野犬と落とし穴に落ちる話も好きだったな。

202: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/24(火) 10:22:32.61
>>198
そうだなあ。命を懸けて山に登る話ばかりだし。
たいがいそれなりに死ぬ。

204: 底名無し沼さん 投稿日:2013/12/24(火) 15:49:53.37
六甲山のじじいとか雷獣じじいとか玉殿の行者とか
チョイ役の怪しげなじじいが好きだよな。新田次郎。

218: 底名無し沼さん 投稿日:2014/01/02(木) 17:01:56.08
新田を特徴づけているのは、強烈な学歴コンプレックスと、実践者である
登山家への嫉妬である。所詮中途半端な文系人間にすぎない
新田は、学歴強者へも体育強者へもともにコンプレックスを強く抱いていて、
それを小説の中でふみにじることで復讐しようとしている。新田にはそもそも
登山家への敬意などみじんもない。

224: 底名無し沼さん 投稿日:2014/01/04(土) 15:58:06.37
>>218
この人が
新田に嫉妬してることだけは
わかった

223: 底名無し沼さん 投稿日:2014/01/03(金) 20:43:34.48
まあ、結構脚色が多いってコトを前提に、史実は別にあるということを頭の片隅に置きながら
読むと良いカモね。

225: 底名無し沼さん 投稿日:2014/01/04(土) 18:01:41.08
>>223
と言うか、小説=史実だと思い込める人間のリテラシー能力に問題あるような気がする。

228: 底名無し沼さん 投稿日:2014/01/04(土) 22:39:15.12
まあ聖人君子じゃなく どことなく偏屈な小役人のイメージはあるよね
「火の島」収録の官公庁出入の温度計納入業者の話や
「富士山」もそうだけど やっぱ民間と違って何か鬱屈したものは
実は俺も感じる

「アルプスの谷」とかいう紀行本入手したけど 同行した佐貫亦男(航空博士)の陽性に比べるといちいちものいいが屈折してるなー思った

点の記でもわざわざ取材中に不快な応対をした県の役人(作者ノート)を
作中に登場させいやみに描写していたし

10
あらすじ
チューリッヒを出発した汽車は牧草地をぬけるとアルプスの山塊を登っていく。いきなり車窓に飛びこんできた巨大な岩壁のアイガー、朝日に全容を示した坐せ る孤峰のマッターホルンをはじめ、人なつこい宿の主人シュトイリ氏、チナールの谷で逢った愛らしいベルギーの少女たちなど、憧れの土地で接した自然の風物 と人情の機微を清々しい筆で捉えた紀行文。佐貫亦男氏の写真多数収録。

229: 底名無し沼さん 投稿日:2014/01/05(日) 01:00:21.85
>>228
おれは新田次郎そのものにはさほど関心がないんだが、
「富士に死す」を読んだときは結構おもしろかった。
ただ、あまりに良い者-悪者がはっきり別れているのは、
どうかと思ったが、ストーリーテラーとしてはうまいと思うよ。

ただ、今回「孤高の人」を読んでみて、あんまり極端だし、
人物は近い時代の人なので、関係者はどう思ったかと。
すこし調べてみただけでも、事実はかなり異なっているし、
新田が意図的にたくさんの捏造、隠蔽をやってストーリーを都合良く
まとめているのに気づいた。ちょっとやりすぎ。

新田の小説は同時代の登山家を扱ったものが多いから、
この調子だと、相当被害にあった山岳界関係者は多そうだね。

11
あらすじ
富士講300年。霊峰富士への日本人の思いを描く
「富士山もの」の掉尾を飾る傑作。享保十八年、吉田口の岩穴で入定した行者・身禄の感動的な生涯を通じ、富士への想いを描いた長篇歴史小説

311: 底名無し沼さん 投稿日:2014/02/07(金) 21:08:49.46
当たり前だけど読んでると昔は鉄道しかないからど田舎でも夜汽車があって
いろんなところまで行けてるよな、って思った

312: 底名無し沼さん 投稿日:2014/05/14(水) 21:29:14.45 ID:1nboZtKK
泡沫みたいに消えていく作家が多い中で、
いまだに本屋に行けば新田次郎の書籍が占める一角がある。
大したもんだな。

319: 底名無し沼さん 投稿日:2014/06/17(火) 09:20:06.88 ID:wknt+WUo
女性の話し言葉の最後が「~わ」で終わるので萎える
いちど気にすると気になって仕方がない
「~ですわ」って話す奴なんていねーよ

320: 底名無し沼さん 投稿日:2014/06/17(火) 13:15:37.52 ID:owYRb0GC
>>319
今でこそ深夜アニメくらいでしかきかないけど、あの時代はそれが普通の話し方だったんじゃない?
逆に「~じゃね?」とか新田次郎が読んだら、そんな奴おらんぞ、と思うだろう。

323: 底名無し沼さん 投稿日:2014/06/18(水) 07:47:43.43 ID:Dy3rhl/+
>>319
新田と同時代の作家なんてみんなそんなもんだ。
小説に限らず漫画でも、しずかちゃんとかワカメちゃんとかそんなもん。

322: 底名無し沼さん 投稿日:2014/06/17(火) 22:24:47.61 ID:He/djh3p
現代で女言葉を使うのはオカマだけ
寂しい時代になったものよ

325: 底名無し沼さん 投稿日:2014/06/19(木) 00:13:03.26 ID:+nhOVGB6
うちのお袋は語尾にわを付けるぞ

327: 底名無し沼さん 投稿日:2014/06/21(土) 08:11:23.73 ID:2GZiQfz5
時代なのだろうが,女性に対する見方はちょっと辟易する

328: 底名無し沼さん 投稿日:2014/06/23(月) 22:45:13.42 ID:0K1pLk36
山板だと目新しい感想が出てくるもんだな。


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芙蓉の人
引用元:http://hello.2ch.sc/test/read.cgi/out/1367008078/

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