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1: かじりむし ★＠＼(^o^)／ ©2ch.net 2014/11/04(火) 22:56:49.98 ID:???0.net

登山１人１テント時代　キャンプ場、変わる光景
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG01H0N_U4A101C1CR0000/
日本経済新聞　2014/11/4 11:53

　登山の光景が様変わりしている。グループでも人数分のテントを張る人で高地にあるキャンプ場は大混雑だ。かつて主流だった大人数用テントは影を潜め、昔ながらの山男からは「仲間で助け合うのが山の魅力なのに」と戸惑う声も。
旅行や食事だけでなく、山も「おひとりさま」の時代の到来をうかがわせている。

　紅葉の名所、北アルプス・涸沢のキャンプ場は、約500張りのテントで埋め尽くされていた。管理する涸沢ヒュッテ経営者、山口孝さん（66）は「自分のスペースを重視する若者を中心に、少人数用テントが増えた。昔の山岳部のように一緒に自炊し同じテントに泊まるという人は少なく、登山の時代の流れが変わってきた」と話す。

　東京都江東区の会社員、藤中佑司さん（32）は同僚３人と訪れた。「自分独りの空間がほしいし、共用テントなら誰が持つかが問題になる」と１人１張りずつ使う。藤中さんのテントは広さに余裕がありそうだが「（一緒だと）狭くて耐えられない」と１人で眠る。

　登山初心者の東京都渋谷区の中田りんさん（21）は、買ったばかりのテントを背負って１人で来た。「知らない人と登山するのは怖かった」。山岳会に入らなくても、インターネットで十分情報収集できたという。

　アウトドアグッズ大手のモンベル（大阪市）によると、小型テントの売り上げは、2011年から毎年２割増加している。テント生産のアライテント（埼玉県所沢市）の工場は４年前からフル稼働状態だ。

　アライテント営業担当の福永克夫さん（57）は「『寝室は１つずつ』で育った若者が山に入るようになったのが小型テント人気の背景では」と分析する。
30年前は約４キロだったテントの重量が現在は1.5キロ程度まで軽くなったことも人気に拍車を掛けているという。

　長野、岐阜の県境の標高約３千メートルにある穂高岳山荘の取締役、今田公基さん（30）は「登山者が多く来てくれるのはありがたいが、スペースに限界がある」と頭を悩ませる。

　涸沢で８人用テントの傍らで酒盛りをしていた坂西辰彦さん（59）は「昔は８人用ばっかりだった」と振り返る。「みんなで食べて寝るのが登山の楽しみじゃないのかな」と寂しそうに話した。

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