夜の山

422: 名無しさん 04/04/06 22:19 ID:ik8QpIKV
メール

後輩の話。

彼は大学の山岳部に入っていたが、後輩部員をひどく虐める先輩がいたそうだ。
その人は部の中で一番年長で気性が激しく、誰も逆らえなかったという。

ある夏合宿のキャンプで、彼は運悪くその先輩に目をつけられた。
夕食を作っている後ろから、粘っこく嫌味を言われ続け、頭を小突かれた。

いい加減にキレそうになった時、先輩の携帯電話が鳴った。
察するところメールが入ったらしい。

その山の中は、どこの社の携帯電話も圏外になっているはずだった。
一体どこからメールが届いたのだろう?

不審に思う彼の前で、先輩はメールの確認をおこなった。
急に先輩は無表情になり、足早に自分のテントに引き返した。

後で別の先輩を通じて知ったのだが、そのメールには次のような文面がくり返し
書かれていたらしい。
「楽しい? ねえ楽しい?」
差出人は不明だったということだ。

この後、先輩には何度もこのメールが届くようになったと聞く。
しばらくして、彼ら後輩が理由もなく虐められることは失くなったそうだ。

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423: 名無しさん 04/04/06 22:21 ID:ik8QpIKV
ビープ音

友人の話。

高校の部活で、山で合宿していた時のこと。
最終日の夜、どこからともなく乾いた電子音が聞こえてきた。
「何の音だ」「どこから聞こえるんだ?」と皆が落ち着きをなくしていると、
ゲーム好きな仲間が、ふと気がついた。

 これ、ドラクエの音楽だ。

言われてみると、確かにその通りだった。
急に皆気味が悪くなり、早々と眠りについたのだという。
山の中のビープ音は、深夜遅くまで微かに聞こえていたそうだ。

530: 名無しさん 04/04/14 12:18 ID:iHzPfXyd
>>423を見て思い出した。
昔、富士山を上っていた時、8合目あたりだろうか?
なにかドラムのような…なんというか、バンド組んでる人達が
音あわせをやってるときの音のようなものが聞こえてきた。

一定のリズムで鳴り続けるそれは9.5合目あたりまで続いた。
とにかく、山の中ではありえないような音だった。

なんだったんだろうあれは。
似たような経験した人居る?

535: 名無しさん 04/04/14 13:33 ID:UKdAt+bV
>>530
もしかしたら狸囃子現象かもしれないけど、音というのは条件がそろえば
案外思ったよりも遠くへ響いていくらしい。

例えば、だいぶ前に今は亡き特命リサーチ200Xでやってたけど2000年以上前にインドネシアで
起こった火山の大噴火の音が中国まで響いてそれが記録に残っているらしい。

もちろん当時の中国側はそれがインドネシアの火山の噴火とはわからなかったらしく
ただそっちの方向から異様な轟音が響いてきたとだけ書かれてるらしいが。

だからというわけでもないけどそれは普通にバンドが演奏してる音かもしれない。
もしかしてフジロックフェスか?

548: 名無しさん 04/04/14 20:57 ID:zIoxBOIb
>>530
富士山はいろんな音するよ。
東富士の演習場で打ってる大砲の音とかね。
ドーン、ドーンと。曲射砲や直射砲など
いろいろ。

424: 名無しさん 04/04/06 22:22 ID:ik8QpIKV
ポラロイド写真

友人の話。

彼は大学生の頃、OBとして高校の後輩の部活によく参加していたそうだ。
その夏も彼は後輩たちと一緒に、四泊五日の登山行をおこなっていた。
人数は少ないながら女子もいたので、引率にも気を使っていたという。

二日目の深夜、テントの外で眩い光が起こり、まどろんでいた彼は目を覚ました。
寝ぼけ眼で外に這い出すと、ガサガサと何かが足早に遠ざかっていく音が聞こえた。

何だ、何がいたんだ? 音を聞いた途端、彼ははっきりと覚醒した。
二つあるテントを確認すると、生徒も顧問教師も皆熟睡している。

寝られなくなった彼は、光のたかれたあたりを丹念に調べたそうだ。
乱れた夏草の上に、不気味な物が落ちていた。

 起して節くれ立った男性 のポラロイド写真だった。
彼らのテントが背景になっているところから推測すると、どうやら先ほどの光はカメラのフラッシュだったらしい。

次の日、彼は顧問にだけこの話をし、即行で下山することが決まったそうだ。
同行した後輩たちは、いまだにこの時の事情を知らないのだという。

426: 名無しさん 04/04/06 22:31 ID:GjcOKphC
>>424
変態な登山者の仕業?

425: 名無しさん 04/04/06 22:31 ID:ik8QpIKV
え~、今日の話はある意味すべて説明がつく事なのかも知れません。
でもそのつけた説明自体、気持ち悪い色があるような気もします。

特に最後の話。
困ったチャンな友人は写真を持ち帰り、我々仲間に見せてくれました。
要らん物なぞ見せんでいいわい!!

写真はその直後に別の友人が燃やしたのですが、何と言いますか、
一種異様な鬼気を感じました。

その変態野郎は、夜の山奥に一人で一体何をしていたのでしょう?
それもカメラを持って。下半身剥き出しで。
考えると限りなく怖い気がします。

何回か言われたことですが、やはり一番怖いのは生きている人間なの
かもしれません。

群馬の怖い話―赤城山に百足が蠢く―

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引用元:http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1080228330/

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